渋沢栄一翁

昨年は、深谷市が全国的に注目される出来事が続きました。
4月9日に新一万円札のデザインに渋沢栄一翁の採用が決定しました。
また、9月には再来年(令和3年)の大河ドラマ「青天を衝け」の主人公が、同じく渋沢栄一翁に決まり、深谷市が生んだ「日本資本主義の父」が一躍注目されることとなりました。
栄一翁はみずほ銀行、東京ガス、東京海上火災保険、東急電鉄、帝国ホテル、キリンビール、東京証券取引所など500社以上の企業の設立に関った人物です。また、一橋大学や東京経済大学、日本女子大学などの設立にも関りました。その他にも、東京養老院(現在の東京都健康長寿医療センター)の院長を務めるなど、様々な社会貢献活動にも尽力された人物です。
著書「論語と算盤」では「道徳経済合一説」という理念を打ち出し、「倫理と利益の両立を掲げて経済を発展させ、富は独占せずに全体で共有して社会に還元する」と説かれました。
深谷出身の偉人である渋沢栄一翁がこのように注目されることは、大変喜ばしいことです。

栄一翁が残した様々な功績は、利他の精神に基づくものです。
利他精神とは「他人の利益を重んじ、自己をささげる心構えや考え方」のことです。
この利他精神は、本校が建学の精神とする仏教の教えに通ずるものです。
今回、このように注目されるようになったことを契機に、改めて栄一翁について学び直したいと思います。

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