先日行なわれた大学入試センター試験。
国語の現代文の問題で、「レジリエンス」について問う問題が出題されていました。
最近様々な分野で耳にする「レジリエンス」ですが、「逆境から素早く立ち直り、成長する力」のことです。
思うように物事が進まない状況や、逆境の中で発揮される「折れない心」を生み出す力です。
心理学やビジネス分野でもよく使われる言葉ですが、学校生活においては、多くの場面で求められる力です。
試験で悪い点数を取った、試合のメンバーから外された、友だちとの関係が悪くなった…。
そうした逆境に立たされた時に、その状況をどう受け止め、前向きにポジティブに切り替えられるか。
そうした力が「レジリエンス」です。
人生、上手くいくことよりも上手くいかないことの方が多いものです。
たとえ失敗してしまっても、後で振り返ってみると結果的によかった…ということはよくあります。
そんな状況でこそ、本当の自分自身の力が試されるときです。
全てを深刻に受け止めすぎることなく、「この状況が自分を成長させてくれる!」と考えてみましょう。
その瞬間こそ、皆さんの「レジリエンス」が高まっている瞬間なのです。