新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づく緊急事態宣言出されてから、今日で2週間となりました。
この間、普段の生活が激変してしまいました。
学校も始業式、入学式以降、全員が揃っての登校ができていない状態が続いています。
オンライン配信などによって教育活動を続けていますが、それがいつ終わるのかは誰にも分かりません。
AI(人工知能)の活用やICT機器の進化など、我々の生活はどんどん便利になってきています。
AIの第一人者であるレイ・カーツワイル氏(米)は、シンギュラリティ(技術的特異点)が、今から25年後の2045年にやってくると予測しています。
シンギュラリティを迎えるとAIが人間の知能を上回り、人間の想像を超越して社会が進化していくと予測しています。
それ程までにAIが進化していながらも、今回の未知のウイルスに対してはなす術が無いというのが現状です。
これまでも言われているように、AIは膨大なデータに基づく予測や判断は出来ても、データの無い未知の領域に対しては、無力であるということの表れでもあります。
それでも今回の感染の拡大状況や、封じ込めた経過などは未来への大きな財産となるはずです。
そして、今後の未知の脅威への対応策を講じる手助けとなるものと信じています。
ところで、本校の中庭には、大きな3本のケヤキの木が立っています。
そのうちの1本は、数年前の台風で途中から折れてしまいましたが、残りの2本は枝葉を伸ばし続けていました。
木々の緑が生徒たちの目を和ませ、学校生活にアクセントを与えてくれていました。
その2本のケヤキも老木となり、傷みが激しいために、伐採をすることになり、本日作業が行なわれました。
一番高いところでは15メートルは超えているでしょうか、大掛かりな伐採作業となりました。
普段あった場所に、あったものが無くなるというのはやはり寂しいものです。
今と同じ高さまで伸びるには、今後10年以上かかるでしょうか。
その頃には、世の中も随分変わっていることでしょう。
それこそ想像を超越する社会になっているかもしれません。
願わくは、今よりも平和で、安定した時代になっていることを願ってやみません。