学校再開に向けて。

今月も残り10日あまりとなりました。
先の39県に続いて、本日、関西の3府県の緊急事態宣言が解除されました。
これにより、緊急事態宣言が解除されていないのが、北海道と埼玉を含む1都3県のみとなりました。
しかしながら、県内の新規感染者数もここ数日は大幅に減少し、今月31日までの緊急事態宣言が解除されるのを待っているところです。
解除されている府県では、一足早く学校が再開し、元気な声が戻りつつあります。
このまま落ち着いた状態が続けば、6月からの学校再開も可能になってきます。
間近に迫った学校再開に向けて、今日も会議を行い、対応策が練られました。

学校を再開するとは言え、すぐにこれまで通りの教育活動が再開できるわけではありません。
感染防止の観点からは、いわゆる3密(密閉・密集・密接)を避けなければいけないでしょう。
教室を広げることはできませんので、そこにいる人の数を減らさなければいけません。
ということで、分散登校が必要になります。
また、混雑する通学時間帯を避けるためには、時差登校が必要です。
学校関係者の感染状況によっては、再度の臨時休校もあり得るでしょう。
そうした状況の中で、授業時間を確保し、学習を進めなければなりません。
想像力を駆使し、可能な限りの想定をしたところで、それをも上回る事態が発生することもあり得ます。
感染防止のためには、マスクだけでなく、フェイスシールドのような防護策も必要でしょう。
さらに言えば、登校してくる生徒たちは、長い自粛生活から生活リズムが変わっています。
そこから生活リズムを立て直すためには、彼らの意識と行動の転換が求められてきます。
こうして書けば書くほど、対応に際限が無いことを思い知らされます。
考えれば考えるほど、心配が尽きないことに気付きます。
その意味では、万全ではないかもしれませんが、どこかで線を引き、その対応を徹底していくことこそが感染防止には一番大事だと思います。
誰もが正解を知らない問いに対して、対峙していくわけですから、何が正しいのか分かりません。
常に意識しているように、今できることに全力を尽くすことが、一番の近道だと思います。
今後、県からガイドラインやマニュアルが示されることと思いますが、安全を最優先に考えた対応をしていきたいと思います。
幸いオンライン授業も軌道に乗ってきています。
ここまでの2ヶ月間に培ったノウハウもあります。
そうした強みを活かしつつ、学校再開の日に備えていきます。
再開後しばらくは、変則的な登校になるかと思いますが、一日も早く、落ち着いた生活に戻れるよう努めていきたいと思います。

朝の来ない夜は無い。 After night comes the day!

 

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