まごころ。

緊急事態宣言に伴う行動自粛により、出勤時以外はほとんど外出しない日々が続いています。
自宅ではテレワーク以外の時間は、読書をしたり、簡単な運動をしたり、ネットサーフィンをして過ごしています。
自然と家族で過ごす時間も多くなり、時には三食を家族揃って食べるようなこともあります。
食事の時はもっぱらテレビを見ることが多いです。
と言っても、テレビ番組を見ることはほとんど無く、動画配信されているドラマや映画を見ることが多いです。
最近は動画配信サービスをする会社が沢山あり、それぞれのいいとこ取りをして面白そうな連続ドラマを見て楽しんでいます。
先日までは、2015年に放送された「天皇の料理番」というドラマを見ていました。
この作品は直木賞作家・杉森久英さんの同名小説を原作に、大正~昭和の天皇陛下の料理番を務めた実在の人物・秋山徳蔵さんの人生を描いたドラマです。
主役は佐藤健さんが務め、黒木華さん、鈴木亮平さんといった俳優の方々が共演しています。(佐藤健さんはさいたま市出身だそうです)
何をやっても長続きしない主人公・篤蔵が料理と出会い、がむしゃらにまっすぐ夢を追い続け、最後は天皇の料理番になるという感動ストーリーです。
妻との別れや兄との死別、フランスでの武者修行や宮内省での苦労話などを見て、恥ずかしながら感動して何度も涙してしまいました。

その中で、掃除や皿洗いなどの単純作業にやる気を無くした篤蔵が、師匠から「料理はまごころだ」という信条を教えられて、開眼する場面があります。
そして、この「まごころ」という言葉は、最終回までキーワードとして繋がっていきます。
料理のプロとして、決して手を抜かず、常に料理に「まごころ」を込めるのは、その料理を食べる人に対する敬意と感謝の気持ちによるものです。
これぞ正にプロの姿だというものを教えられた思いでした。

この「まごころ」を教員=教育のプロである自分に当てはめてみた時、教員にとっての「まごころ」とは何でしょうか。
それは、生徒に対して「本気で接すること」が、教員にとっての「まごころ」だと思います。
本気で教える、本気で指導する、本気でほめる、本気で叱る、本気で喜ぶ、本気で楽しむ・・・。
生徒と共に過ごす時間を、常に本気で過ごすことこそが、私たち教員にとっての「まごころ」ではないでしょうか。
ただし、「まごころ」の表現方法は人それぞれです。
熱い先生、クールな先生、面白い先生、怖い先生、明るい先生、暗い先生。
100人の先生がいれば、100通りの「まごころ」が存在しているはずです。
そんな「まごころ」をいつまでも持ち続けていたいと、このドラマを見て改めて思いました。

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