見えない相手への思いやり。

緊急事態宣言の解除から1日。
様々な活動が、ようやく一歩踏み出せることになりました。
今日は6月1日からの学校再開に向け、会議と準備の一日になりました。
教育活動の継続と感染防止を両立させていくためには、準備しなければいけないことが沢山あります。
とは言え、出来ることには限界もあります。
可能な限りの感染防止策を講じて、学校再開に備えたいと思います。
先生方には、普段の業務以外に、消毒や換気などの気配りが必要になります。
健康観察カードのチェックや検温なども欠かせません。
また、長い休校後なので、メンタル面のケアにも気を遣います。
日々ご尽力いただいている先生方へ、心より感謝しています。
本日、登校再開後の詳しい予定について、生徒と保護者の皆さんに一斉配信しました。
生徒たちの元気な顔に会えることを、今から楽しみにしています。

緊急事態宣言といえば、この間、多くの経済活動がストップしていました。
飲食店をはじめ、映画館などの娯楽施設やスポーツジムなど、影響があった人は沢山いたのではないでしょうか。
そういえば図書館も閉鎖していたため、未だに借りたDVDを返却できずにいます。
そうした中、プールを利用しているスポーツクラブから、再開の案内メールが届きました。
運動不足も限界に来ていたので、再開を心待ちにしていましたが、その案内の中の文章にグッときました。
以下に抜粋します。

 

(中略) そのためにも、引き続き感染の再流行防止への対策も必須となります。
そしてそのポイントは、クラブと会員様との『協調』と考えております。
新型コロナウィルスに対する心理的不安は人によって様々です。
不安の少ない方は不安の大きな方への配慮をお願いいたします。
また、不安の大きな方は不安の少ない方への理解をお願いいたします。
皆様のご来館を心よりお待ちいたしております。

 

営業再開の単なる案内だけでなく、『協調』をキーワードに「配慮」と「理解」をお願いします、と書かれています。
スポーツクラブという場所柄から、他人との間接的な接触でも気になる人は多いでしょう。
常に思いやりの気持ちを持って、消毒や社会的距離を維持することで、お互いの不便さが少しは解消されるはずです。
そんなことを自然に意識させてくれる言葉の使い方に、とても感激しました。
ここ数日、SNSに関連して、人を傷つけ、苦しめる行為を取り上げたニュースをよく目にします。
姿が見えないことをいいことに、思いやりの欠片もない行為によって、人の生命まで奪われています。
目に見えない相手の存在を常に心に留め、その見えない相手への思いやりこそが、この難局を乗り切るために必要なことなのです。
そんなことを実感させてくれる温かいメッセージとの出会いでした。

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