とても気持ちのよい爽やかな朝になりました。
今日も先生方は、学校再開に向けてそれぞれ準備を進めています。
校内を回ると、いくつかの教室からは、オンラインでのHRや面談をする先生方の声が聞こえてきました。
ふと中庭を覗くと、思わぬものが目に飛び込んできました。
それは…田植えをする前の苗です。
青々とした苗が、中庭の片隅で栽培されていたのです。
これは、土曜講座の「農業体験」で田植えをするために育てていたものだったのです。
本校では、月~金曜日は通常の授業を行い、土曜日は普段の授業と離れた講座を行なっています。
アクティブラーニング型教材「エナジード」を活用した授業やニュース検定受検対策の「基礎学」、ネイティブ講師によるオールイングリッシュの授業などを行っています。
大学入試問題に特化した講座もあります。
3年生は希望別に講座を選択することが可能で、「農業体験」はその一講座です。
担当の皆川教諭によると17名の生徒が同講座を選択したそうです。
臨時休校がなければ、卒業生から借りた田んぼに、この苗を田植えする予定だったということです。
畑も借りたため、そこではジャガイモ、タマネギ、ニンジンなどを育て、収穫したお米と野菜でカレーライスを作る計画でいたとのことです。
残念ながら、その計画は実現不可能となりましたが、お米が育つ様子を見て欲しいとの思いから、中庭で苗を育ててきたそうです。
この後、時期を見て、何らかの形で田んぼに植えることを計画しているとのことでした。
私たち日本人にとって、お米は主食です。
しかし、中々それを自分たちの手で育てる機会はありません。
今回は、貴重な機会を逃してしまいましたが、秋にはこの苗から取れたお米を手に取ることができるでしょう。
この先、天候に恵まれ、苗がすくすくと成長し、美味しいお米に育ってくれることを願っています。