雑用とは?

今日で1、2年生の期末試験が終了となりました。
2ヶ月あまり続いたオンライン授業で学習した範囲が中心となった今回の試験。
個人個人の取り組みの差が、普段以上に出たのではないでしょうか。
何人かの生徒に声を掛けてみると、特定の科目の苦手意識が強いようでした。
夏休みに入る前には、もう一度追加試験が行なわれます。
今回の結果を挽回するチャンスになりますので、来週からの授業でしっかりと定着を図って欲しいと思います。

先日、校内を散歩していたときに、あるクラスの後ろの壁に大きな標語が書かれた紙が貼られていることに気付きました。

「雑用にチャンスあり」

きっと教室が変わるたびに、何度も何度も貼りなおして使われてきたのでしょう。
大きな紙の両端にはテープで補習した跡が複数あります。
このクラスの生徒は、全員が強化指定クラブの運動部に所属しています。
また、担任の先生は、野球部の顧問です。
普段の部活動で課される雑用に対して、その取り組む姿勢こそが大事であることを伝えるために書いたものでしょう。
「雑用」を辞書で引いてみると、「こまごましたいろいろの用事」と書かれていました。
この意味だけを見ると、何ともピンと来ないかもしれませんが、私も雑用こそ、重要な仕事だと考えています。
一つ一つの区分けはできないけれど、その「こまごました」仕事に対応するためには、狭い知識や経験では対応しきれません。
また、「いろいろな仕事」ですから、何が出てくるか分かりません。
そのため、マニュアルなどを作ることもできません。
そういい意味では、「雑用」こそ、自分の知識や経験を活かすチャンスなのです。
そして、そのとき対応できなかった事であっても、次にはそれを活かすことができるはずです。
そうして、ますます自分の知識や経験が増えていくのです。
正に自分の引き出しを増やすチャンスなのです。

この先生は、「頼まれごとは、試されごと」ともよく言っています。
この言葉は、実業家で講演家でもある中村文昭さんの言葉で、私も大好きな言葉です。
人からものを頼まれると、面倒に感じる人は多いかもしれません。
でも、それは自分が試されているのだと考えると、なんだか一生懸命やりたくなりませんか?
物事は、見方や受け止め方を変えると、全く違って見えてきます。

「雑用にチャンスあり」

「頼まれごとは、試されごと」

何才になっても忘れてはいけない考え方を、今日また思い出させてくれました。

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