来た球を打つ。

今日は日曜日。
まずは、熊本県をはじめとする九州南部を襲った豪雨により、お亡くなりになられた方のご冥福と被災された方々へのお見舞いを申し上げます。
一日も早い回復をお祈りすると共に、被害がこれ以上拡大しないことをお祈りしています。

今日5日は、お隣の東京都では都知事選挙が行われました。
また、海の向こうのアメリカでは今日(現地時間4日)は独立記念日ということで、様々なイベントが行われていました。
選挙の結果やトランプ大統領の演説などについては、私も色々と感じたところがありますが、それは別の機会に譲りたいと思います。

さて、先日、令和3年度から新たに始まる「大学入学共通テスト」の実施要項が発表されました。
第1日程の期日に変更はないものの、新型コロナウイルスの影響を考慮して、第2日程、特例追試験と例年とは異なる日程が設定されています。
今年の受験生にとっては、大学入試改革元年ということで、ただでさえ不安な状態でいるところを、新型コロナウイルスが追い打ちをかけることになってしまいました。
その意味では本当に気の毒に思いますが、全国の受験生が同じ条件です。
オンライン授業の有無や学校再開時期の違いなど、有利不利を感じる人もいるかもしれませんが、入学試験については同じ条件での受験になります。
共通テストの要項が発表されたことに伴い、各私立大学の入試要項も随時発表されてくることでしょう。
本校の3年生の皆さんも、不安が尽きないことと思います。
進路室への相談者も例年より多いと、進路指導主任から聞いています。
先が見えない不安との戦いは落ち着かないことと思いますが、まずは腹を決めて、今やるべきことに全力を尽くして欲しいと思います。
NPBやMLBでも大活躍したプロ野球選手であった松井秀喜選手は、ヒットを打つための準備について聞かれた時に、「来た球を打つこと」と答えていました。
「相手のピッチャーが投げる球は自分ではコントロールできない、自分でコントロールできないことを心配するよりも、自分でコントロールできることに全力を尽くす」と話していました。
要するに、自分の力が及ぶ範囲のことには全力を尽くし、それ以外は流れのままに任せる、ということではないでしょうか。
普通の人には中々できない発想かもしれませんが、考えてみれば当たり前のことですね。
ただ、そう言い切れるには、そこまで開き直れるほどの努力を積み重ねてきたことの裏返しでもあると思います。
大学受験に置き換えてみると、確かに実施時期や出題範囲など気になることは山ほどあります
しかし、それに惑わされずに本当にしっかりと受験勉強を積み重ねた人が、最終的にはよい結果を勝ち取るはずです。
それこそ「どんな問題が出るか」を心配するよりも、「どんな問題が来ても対応する」ための実力をつけておくことの方が重要です。
確かに共通テストに過去問はありません。
ただ、模擬試験やプレテストなどである程度の情報は入ってきているはずです。
今後もそうした情報は随時更新ならびに発表されるはずです。
焦らず、慌てず、心配せず。
今の自分がやれることに全力で取り組んで欲しいと思います。
3年生の諸君は、明日から期末試験です。
一科目一科目、しっかりと準備をして、今出来得る自分の全力=マイベストを尽くして欲しいと思います。
健闘を祈ります。
Good Luck!

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