圧倒的な当事者意識。

今日は木曜日、今週も折り返し点を過ぎました。
ここのところ気温が低く、マスクをしていても、それ程息苦しさを感じない日が続いています。
過ごしやすいのはいいものの、少し肌寒いのは困りものですね。

今日の午後、スタディサプリでお世話になっているリクルートマーケティングパートナーズの久米さんと関口さんが来校してくれました。
新たに本校を担当いただくことになったご挨拶のための来校でした。
ご挨拶いただいた後は、近況報告や情報交換をさせていただきました。
最新の教育関連情報や新たな企画を提案いただき、大変有意義な時間を過ごすことが出来ました。
教育の現場で働く者として、可能な限りアンテナを高くしているつもりですが、最前線で活躍されている企業の方とお話をしていると、得るものが沢山あります。
今日も、今後に活用出来るヒントを沢山いただきました。
実は、リクルートさんとは少なからぬご縁があります。
といってもビジネスに関することではなく、リクルートという会社の理念に関係することです。
今から数年前、当時本校を担当いただいていたリクルートの方に尋ねたことがあります。
「御社では、採用に当たってどのような人材を求めているのですか?」
すると、その方はリクルートが社員に求める4つのスタンスというものを教えてくれました。
今でもメモが残っていますが、それは、次のようなものでした。

   ①圧倒的な当事者意識
   ②考え抜く、やり抜く姿勢
   ③広く、深く学び続ける姿勢
   ④チームとして協働を追求する姿勢

これを聞いて、とても感激したことを鮮明に覚えています。
これら4つの事項は、私たち教員にも当てはまることばかりだからです。
一般企業と学校という組織の違いはあれど、学校においてもとても大切なスタンスだと思ったからです。
中でも、「圧倒的な当事者意識」という言葉に、私はとても共感しました。
何事に対しても「当事者意識」を持って行動するということは、実は思っているよりも難しいことです。
しっかりと意識していないと、ついつい見失いがちになってしまう意識です。
生徒や保護者の立場に立つということだけでなく、全ての行動を「自分ごと化」することが当事者意識を持つということです。
「自分ごと」であれば、手を抜くことも、途中で投げ出すこともできません。
「他人ごと」だと思うから、手を抜いたり、途中で投げ出したり出来てしまうのではないでしょうか。
もちろん出来ることには限界はあります。
ただ、「自分だったら…」とか「自分の子供だったら…」と常に意識していれば、自ずと取る行動も変わってくるのではないでしょうか。
その結果、本当の意味で生徒の立場に立った指導やアドバイスが出来るのではないでしょうか。
この言葉を聞いて、そうした思いを強く持ったことを改めて思い出しました。

今年度の始まりに当たり、示した学校経営基本方針の中で、3つの行動原則を掲げました。
それは、次の3つです。

   ①圧倒的な当事者意識
   ②不易流行
   ③凡事徹底

先生方にはその徹底を促すと共に、その理由と目的を説明しました。
①「圧倒的な当事者意識」については、実はリクルートさんの4つのスタンスから戴きました。
この意識さえ忘れなければ、どんな状況に置かれてもぶれることなく判断が出来るはずだと考え、行動原則に掲げました。
そのことを改めて思い出させてくれた今回の面談でした。
私自身も常に現場感覚を忘れずに、圧倒的な当事者意識を持って、今後も教育活動に当たっていきたいと思います。

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