今日は水曜日ですが、明日から連休となるため、追加試験前の最後の授業となりました。
期末試験の結果が芳しくなかった1・2年生は、追加試験で挽回を図ってください。
その頑張りを期待しています。
期末試験の答案については、すでに生徒への返却が済んでいるはずですが、何人かの先生方からは、記述式の問題で点数に大きな差がついているとの声が聞こえてきました。
文章を書く力=記述力についての問題は、今に始まったことではありません。
以前から課題として上げられ、各教科でもその向上を図る努力を続けてきました。
今年度から始まる「大学入学共通テスト」においても、最終的に見送られはしましたが、国語と数学で記述式問題の導入が図られていました。
さらに、推薦入試(学校推薦型選抜)やAO入試(総合型選抜)でも小論文を課す大学が増えることが予想され、その対策のためにも記述力の向上は不可欠になってきています。
では、実際に文章を書く力を向上させるためには、どうしたらよいのでしょうか。
私も担任をしていた時代には、色々な取り組みにトライしてみました。
天声人語の書き取り、自分の好きなテーマでのレポート作成、3行日記、連絡ノートの交換…。
今思うと果たして効果ががどれほどあったのか、はなはだ疑問ですが、当時はこれは!と思ったことにはすぐにトライしていました。
それぞれの取り組みは、自分が集めた情報に基づいた成功事例ばかりのはずでしたが、決して上手くいった取り組みばかりではありませんでした。
その後の生徒たちにとって、プラス効果はあったのかもしれませんが、そのことについて生徒から御礼を言われたことはないので、その効果は推して知るべしでしょう。
では、今なら、どんな取り組みをするべきだとアドバイスするでしょうか。
正直言って、それが本当に正しいかどうかは分かりませんが、私は文章を書く力をつけるためには、文章を書くことに慣れるしかないと思います。
文章を書き慣れていない人にとっては、本当に苦痛なことかもしれませんが、とにかく書くことを続けていくことで、間違いなく書くことが苦痛でなくなっていくはずです。
これは、実際にこのブログを3ヶ月間毎日書き続けてきた私が言っていることなので間違いありません。
と言うのも、以前このブログでも書きましたが、私は文書を書くことが本当に苦手でした。
今でも決して得意な方ではありませんが、以前よりは書くことが苦痛ではなくなりました。
これは間違いなく、毎日このブログを書き続けているからです。
正確にはパソコンで打っているので、打ち続けてきたと言うべきかもしれませんが…。
毎日毎日、つたない文章にお付き合いいただいている皆さんには感謝の気持ちしかありませんが、ここにこうして書くことで、私の記述力は確実に進歩していると信じています。
これと同じように、文章を書くことが苦手な皆さんは、毎日短い文章でもいいので書くことから始めてみませんか。
それこそ3行程度の日記でも、生徒手帳へのメモでも、何でもいいと思います。
あるいは、学級日誌のつもりで今日一日の出来事を、ノートに書くだけでもよいと思います。
そして、それを何とかまずは1週間続けてみましょう。
それができたら2週間、3週間、1ヶ月と伸ばしていきましょう。
きっとその頃には、書かないと何だか落ち着かない状態になっていると思います。
本当に小さな一歩かもしれませんが、何もしないことに比べたら、確実な一歩です。
是非とも皆さん、頑張ってトライしてみてください。
私も皆さんに負けないように、ブログの更新を続けて行きたいと思います。
「継続は力なり」 「Continuity is the father of success.」