はじまりの花火。

今日7月24日は、スポーツの日。
本来であれば東京オリンピックの開会式が行われる予定だった日です。
去年の今頃、1年後が今のような状況になっていることを誰が想像できたでしょうか。
おそらく日本中、いや世界中の人たちが、オリンピックの熱狂の幕開けを信じていたことでしょう。
東京オリンピックに照準を定めて、選手生命を懸けて練習してきたアスリートの夢が、こんな形で消滅してしまうとは…。
運命はなんと残酷なことか。
今はただ、来年の今日、無事にオリンピックが開催できることを祈るばかりです。

この日を心にとどめておこうとの強い思いから、公益社団法人日本青年会議所の主催により、「全国一斉花火プロジェクト~はじまりの花火~」と題して、本日午後8時に、47都道府県・約120カ所で一斉に花火の打ち上げが行われました。

日本青年会議所のホームページには、事前の告知が掲載されていました。

【あたらしい日本をはじめよう  ~はじまりの花火~】
  7月24日は、今年日本が一番盛り上がる⽇でした。世界から⼀流のアスリートが集まり、最⾼の技術と⼼で競い合う姿に熱狂し   
  ているはずでした。テクノロジーを集結させたあたらしいスポーツ観戦や、⽇本のおもてなしで世界を迎える準備をしていました。
  7月24日は、あたらしい⽇本がはじまる⽇でした。
  そこで考えました。
  コロナ禍が収束しなければ、あたらしい⽇本も⼀年先になるのだろうか、と。
  いや、そんなことはない。
  僕らはもう、あたらしい⽇本をはじめる準備ができています。
  だったらはじめちゃおう。
  新しい考え、新しい暮らし⽅、働き⽅、学び⽅、買い⽅、遊び⽅、何でもいい、あなたが思えば、あたらしい⾃分になれる。
  7月24日はあたらしい⽇本をはじめる⽇。私たち⻘年会議所は、今夜、あたらしい⽇本をはじめる合図を全国で鳴らします。

そして、埼玉会場の一つとして、本校の付属校である埼玉工業大学が会場となり、本日花火の打ち上げが行われました。
あいにく会場へ行くことは出来ませんでしたが、思わぬサプライズに大いに盛り上がったことでしょう。
今回の企画のように、関係者それぞれが今できることに全力を注いで、この難局を乗り越えようと必死に頑張っています。
学校現場でも同様に、一斉休校での遅れを取り戻しながらも、できるだけ通常に近い教育活動を行おうと努力を続けています。
今日も新型コロナウイルスの感染者数の増加が報告されていました。
この状況は、今後もまだまだ続くことが予想されます。
ともすると、先の見えない状況に暗澹たる気持ちになりがちですが、今こそ、顔を上げて、できることに全力を尽くしていきましょう。
先のことを憂う前に、今できることに全力を注いでいきましょう。
その先には必ず明るい未来が待っているはずです。
今日の花火は、そんな勇気を与えてくれました。

朝の来ない夜はない。
After night comest the day!

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