グローバルスタディツアー報告会②

今日は、梅雨明け最初の日曜日。
朝から日差しの照りつける、熱い一日になりました。
となると、人間というのは実に勝手なもので、涼しい方がよかったなどと勝手なことを言いたくなります。
いよいよ本格的な夏の始まりです!
天気が最高によかったので、梅雨の間にできなかった片付けや掃除などをしていると、あっという間に一日が過ぎてしまいました。

昨日に続いて、「グローバルスタディーツアー報告会」について書こうと、撮ってきた写真や動画を見ていました。
各班のプレゼンテーションは技術的には、まだまだ改善余地がありましたが、しっかりと気持ちを込めて、自分たちの言葉で話しているところが大変好感が持てました。
少しだけ、プレゼンテーションを振り返ってみましょう。

まず最初の発表は、シンガポール班。
トップバッターの緊張からか、発表者はかなり緊張した様子でした。
コース説明のプロモーションビデオは、にぎやかな明るいイメージで、現地での交流の盛り上がりがとても感じられました。
日本の文化を紹介する交流会や、バディとの交流などの様子が、生き生きとした語り口で紹介されていました。
シンガポールコースは、新型コロナウイルス感染防止措置のため、直前になって大幅にコースが変更されました。
そんなアクシデントをものともしない旅行になったようでした。
最後に映された現地の皆と一緒に撮った全員の集合写真が、全てを物語っていました!

   

続いては、シリコンバレー班。
このチームのプロモーションビデオは、ひと言で言っておしゃれ。
最先端の企業やスタートアップ企業を訪問しただけ合って、洗練された仕上がりになっていました。
プレゼンでは、訪問した企業の様子や、現地で大人気の「allbirds」という天然素材でできた超軽量シューズの紹介がありました。
また、実際に現地での研修として起業家向けに行ったプレゼンを披露してくれました。
そのタイトルは、「宇宙太陽光発電コスモパワー」。
未来の電力不足を解消するための画期的なアイデアが、堂々とした態度と説得力を持って発表されました。
発表したチームは、このアイデアで起業を考えているとのこと。
校長である私にも投資家として協力して欲しいとのオファーがありました。
その際には、一口乗らせて貰いたいと思います!

  

続いてインド班。
私も引率責任者として同行したチームですので、自然と肩入れしてしまいます。
インドに行くことがどれほど貴重な体験か、そのレア度は他のチームを圧倒するものです。
また、この旅行は「楽しい」と言うよりも、「いい経験」になっというリアルな感想が伝わってきました。
作成したプロモーションビデオには、現地の喧噪や雑多とした雰囲気が表されていて、とてもよく様子が分かりました。
実際には、現地の興奮度の10分の1も伝わっていないかもしれませんが、行ったことのない人には、十分に伝わる内容でした。
そして、最後の言葉が秀逸でした。
インドの「修学旅行」は、実は「修  行」=「しゅぎょう」であったとの言葉でした。
このセンスに、脱帽です。

 

続いての発表は、ニューヨーク班。
現地での様子を記録した動画を沢山活用したプロモーションビデオからは、充実した研修の様子が存分に伝わってきました。
「Change and Challange」をテーマに取り組んだ旅行では、様々な人たちとの出会いがあり、その一つ一つが最高の経験になったようでした。
ある男子生徒は、現地で活躍する日本人から「より厳しい環境に自分を置くべき」とのアドバイスが、心に刺さったと熱く語ってくれました。
最後のエンディングまで、「Change and Challange」にあふれた発表となりました。

    

続いては、唯一の国内コースとなった石垣島班。
現地の行程を丁寧に説明したプロモーションビデオによって、コース全体の流れがとてもよく分かりました。
黒島の訪問や無人島での宿泊体験、海上保安庁巡視船乗船や(株)ユーグレナの施設見学など、とても充実した内容でした。
最後に、「石垣島のゴミ問題」について問題提起され、修学旅行に行って終わり、ではないことを印象づけてくれました。

 

そして、最後のトリはカンボジア班。
プレゼンには、コースに参加した全員の生徒が登場して、つかみはバッチリでした。
ステージ上とステージ下の使い分けも見事で、とても印象に残るプレゼンになりました。
現地の小学校での運動会や縁日、SALASUSUやクマエバナナペーパーの訪問など、限られた時間の中、メンバーを振り分けて上手に説明してくれました。
そして、最後に流したプロモーションビデオでは、パプリカダンスを一緒に踊る様子など、動画をふんだんに取り入れるだけでなく、SDGsとの関連をとても分かりやすく説明していて、大変感動しました。
内容、配役、構成を含めて、とてもよく準備されたプレゼンでした。

  

どの班からも、自分たちの班こそが一番充実していた!との熱い思いが伝わり、見ていて心が動かされました。
プレゼンテーションの一番の目的は、「相手の心を動かすこと」。
その意味では、どの班も目的は十分に達成されていました。
また、スタディツアー全体の目的である「将来のキャリアにつながるグローバルな視野を身につける」についても、国内外コースを問わず、これまで持っていなかった視点を見つけ、視野が十分に広がったことを実感しました。
G-CATの目的の50%は達成されました。
残りの50%を達成するために、皆さんはこれからの希望進路実現に向けて、精一杯取り組んで欲しいと思います。
生徒の皆さん、そして先生方、本当に本当にお疲れ様でした。
そして、ありがとうございました!

PAGE TOP 数字で見る!正智深谷の魅力
https://shochi.jp/feed/atom/