葵祭が無事に終わりました。

9月12日(土)、葵祭(文化祭)の当日となりました。
新型コロナウイルス感染防止の観点から、今年は一般公開の無い、一日限定の開催となりました。

あいにくの雨まじりの天候となりましたが、昨日までの準備の成果を発表する日となりました。
文化祭を中止する学校や、オンラインでの実施に切り替える学校が多い中ですが、本校では文化祭の開催を決めました。
様々な意見や考え方があると思いますが、文化祭は高校時代のよき思い出となるだけでなく、授業では学べない多くのことを学べる絶好の機会です。
クラスの取り組みを通じて協調性、コミュニケーション、達成感などを学ぶチャンスです。
また、普段話さないクラスメイトと話したり、友達の意外な一面を見ることができる機会でもあります。
授業での学びと同様に、学校行事を通じての学びも止めてはいけないと判断し、今回実施を決めました。
ただし、その代わり実施に当たっては、多くの制限を設けざるを得ませんでした。
普段の学校生活同様に、マスクの着用や消毒、ソーシャルディスタンスの維持はもちろん、クラスごとの企画については繰り返し企画書を提出してもらい、感染防止対策の確認を行いました。
そのため、何度も書き直しを命じざるを得ないクラスも出てしまいましたが、各クラス共に文化委員を中心に意識を持って対策に努めてくれました。
そうした意味では、例年の葵祭以上に想像力と創造力が求められ、そこではこれまで以上に学ぶことが多かったのではないでしょうか。
各クラブの発表の場である、体育館でのステージ発表も行われました。
事前に整理券を配布して人数制限をすると同時に、フェイスシールドを着用しての演奏やマスクを着用しての演技、ステージと客席の間には全面にビニールシートで仕切るなどの工夫をして、発表に臨みました。
発表の条件が厳しい中でしたが、各クラブとも普段の練習の成果を十分に発揮してくれました。
生徒の登校も、クラス内での分散登校とし、教室内が3密にならないよう各クラスで感染防止対策を取りました。
今年のテーマは、「災害」と「コロナ対策」ということで、各クラスの取り組みは展示が中心となりましたが、クラスによってはクイズ形式を取り入れたり、起震車やトロッコ、自転車といった乗り物を活用したり、スゴロクやピタゴラスィッチのようなイベント的な取り組みに挑戦していたクラスもありました。
もちろんソーシャルディスタンスを維持する工夫や、人数制限、手作りパーテーションの設置など、創意工夫をして来場者を楽しもうと努力していました。
また、いくつかのクラスやクラブでは、少人数のグループに分けて説明やガイドをしたりと、3密対策をしっかりと意識していました。
手作りマスクやアロマ入り消毒液、ゼリーキャンドルの製作体験などを楽しむことも出来ました。
全てのクラスとクラブの展示・発表を見学しましたが、何かと細かい制限の多い窮屈な文化祭となってしまいましたが、生徒達が感染防止を意識しながらも、本当に積極的に楽しんでいた様子に感動してしまいました。
最近は「新しい生活様式」や「ニューノーマル」といった言葉をよく耳にしますが、今回の葵祭を通して、私自身本当に多くのことを学ぶことが出来ました。
新型コロナウイルについては、目に見えない感染の恐怖は尽きませんが、「正しく恐れる」ことを意識し、やるべきことをしっかりとやった上で、日常の生活を楽しむことが大切であると改めて思いました。
生徒会執行部の皆さん、文化委員の皆さん、ありがとうございました。
そして、生徒の皆さん、教職員の皆さん、大変お疲れ様でした。

     
   

 

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