なんにも分かっていないかも。

今日から後期の中間試験①が始まりました。
夏休み明けからの授業で学んだ内容を確認する試験です。
緊張感が各教室からあふれ出ていました。

昨日受け取った郵送物の中に「埼玉県子どもの状況チャイルドライン報告」というものがありました。
全国的に取り組んでいる「チャイルドライン」は、悩みを抱えている生徒のための電話やチャット相談の場です。
報告書では、昨年1年間の埼玉県内における相談件数やその内容についてのデータが報告されていました。
中でも、新型コロナウイルスの感染拡大による一斉休校の影響は、数字に如実に表れていました。
アクセス件数の増加はもちろん、相談内容が一変した様子が報告されていました。
今回の休校措置が生徒たちに与えた影響の大きさを、改めて実感させられました。

報告書と一緒に、啓発活動のためのポスターが同封されていました。
そのポスターに書かれていた言葉が、胸にグサッと来るものでした。

  なんでも分かってるよ、
  って顔を見ると、
  なんにも分かっていないよ
  って気持ちになる。

本校の生徒たちについてはもちろん、自分の子どもたちについて考えた時、そんな態度を取っていないかとても不安になりました。
悩みや不安を抱えた生徒や、子どもたちの本当の気持ちは中々分かりません。
同時に大人が想像するほど単純ではない場合がほとんどです。
それにも関らず全てを知っているように振る舞うことで、本人をますます苦しめていたこともあったかもしれません。
過去の自分を振り返ったときに、自信が無くなってしまいました。
悩みや心配事を抱えている時には、話を聞いてくれる誰かが存在しているだけで救われるはずです。
そうした点においては「チャイルドライン」の存在は、とても意味のあるものだと思いました。
私も一人の大人として、一人の教師として、そうした存在となれるよう、聞く耳を常に持ち続けていたいと強く思いました。
そうした存在となるために、今の自分に出来ることをこれから探していきたいと思います。

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