ここからが本当の始まりです。

今週、県内の私立高校の入学試験が始まります。
本校においては、1月22日(金)と23日(土)に試験が行われます。
緊急事態宣言が出されている中ですが、大きな事故や感染拡大などがないように、万全の体制で準備を整えていきたいと思います。
受験生が安心して、普段の実力を発揮できるよう当日まで備えていきたいと思います。

入試といえば、先日行われた初の大学入学共通テストの自己採点が、昨日行われました。
受験をした3年生が登校し、各自で自己採点をするという緊張でドキドキする時間です。
自己採点を終えた生徒が三々五々下校する中、何人かの生徒と行き合い声をかけてみました。
多くの生徒がどちらかとえば明るい表情で、手応えや感触を話してくれました。
まだまだ大学入試シーズンの開幕戦です。
この結果に一喜一憂せずに、自分の目標達成に向けて精一杯頑張ってくれることを期待しています。

自己採点というと、今から10年ほど前の出来事を思い出します。
ちょうど私が最後に担任したクラスでのことです。
そのクラスは、3年生になってから私が担任となったクラスでしたが、ほぼ全員が国公立大学を目指しているクラスでした。
それまでの2年間の担任の指導が徹底されていたので、一人一人が自立したとても落ち着いたクラスでした。
各自の目標を達成しようという意識もとても高く、何も言わなくても受験に向けてやるべきことを分かっている生徒ばかりでした。
自宅での学習時間を競い合ったり、お互いの模試の結果で刺激を受け合いながら、受験勉強を進めていました。
自分のやるべきことを自覚し、実際にそれをやり続けていたため、それが自信となって志望校合格につながるものと思っていました。
中でもある二人の女子生徒は絶好調で、その自信から強気な言動もありましたが、ある意味では大事なことだと思い背中を押し続けました。

そして、現在の共通テストに変わる前の大学入試センター試験の日を迎えました。
2日間何事もなく終了し、週明けの自己採点の日になりました。
生徒たちの結果が気になりながらも、いつもと変わらずに朝から職員室で仕事をしていました。
まだ登校前の早い時間だったので、仕事に集中して机に向かっていると、突然職員室の扉が開き、絶好調二人組のうちの一人の生徒が飛び込んできたのです!
それも号泣しながら!!
話を聞くと、初日の試験が全くできずに、ひどく落ち込んで登校もしたくなかったとのこと。
何とか意気消沈しながら登校したものの、茫然自失の状態で担任のところへ来たようでした。
その後の自己採点の結果も予想通り悪く、落ち込みはさらにひどくなっていました。
まだまだ挽回可能!と励まし、なんとか気持ちを切り替えるよう悟し、受験勉強を続けるように話して帰宅させました。

そして、二人組のもう一人の生徒はと言えば・・・
なんと自己採点に来なかったのです!!!
電話も通じなかったためとても心配しました。
昼過ぎにようやく電話がつながり話ができましたが、案の定、結果が最悪だったようでした。
それでも自己採点の結果を提出しないと、その後の戦略が練られないため、登校するよう説得しましたが、残念ながらその日は登校できませんでした。
翌日呼び出して話を聞くと、その落ち込み様はすさまじく、しばらくはそこから回復することだけに専念させました。
その後は少しずつ気持ちの切り替えが出来た様子を見せていたので、残りの私大の入試に集中させました。

最終的には、二人とも私立大学の合格を手にし、その大学に進学していきました。
当時の気持ちは二人にしか分かりませんが、ときおり耳にしていた報告では、楽しく大学生活を送っている様子だったのでホッとしていました。
その後、二人とも無事に進学した大学を卒業し、今ではそれぞれの道をしっかりと歩んでいってくれています。

大学受験というと、いつもその二人のことを思い出してしまいます。
この二人のように、受験生一人一人にとっては激動のドラマがあり、ストーリーがあります。
今年も多くのドラマが生まれることと思いますが、そのエンディングがハッピーエンドとなることだけを願っています。
いよいよここからが本当の始まりです。
Good Luck!  You Can Do It!


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