卒業おめでとう!

本日、3月1日。
令和2年度第63回卒業証書授与式が挙行されました。
朝から空は青く晴れ渡り、最高の巣立ちの日となりました。
今年度は新型コロナウイルス感染防止措置のために、卒業生と教職員に限定した式典となりました。
保護者の皆様とお子様の門出を祝福できないことが、大変申し訳ないところです。
出席いただけなかった保護者の方には、YouTubeで式典の様子をライブ配信させていただきました。
(この後1週間は動画をご覧いただけるとのことですので、保護者の皆様はご覧下さい)

来賓や在校生の出席もないため、閑散とした印象になることを心配しましたが、ソーシャルディスタンスを十分にとった座席配置を取ったので、体育館のフロアをほぼ占有する結果となりました。
体育館には出席できなかった1、2年生が製作してくれた3枚の巨大なモザイクアートが掲げられ、式典に華を添えてくれました。

そして、厳かな雰囲気の中で式典が始まりました。
声を出すことが出来ないため、国歌、宗歌、校歌は演奏のみとなりましたが、最後に大きな声で、母校の校歌を歌わせてあげたかったです(涙)。
松川理事長からの告辞では、「失敗を恐れずに行動せよ」「利他精神を持て」という2つの大切なことをお話いただきました。
浄土宗の教えを建学の精神とする本校では、法然上人の教えが教育の柱になっています。
そして意味では「利他精神を持つ」ことは、入学当初から意識付けをしてきたつもりですが、卒業の日に当たり、改めてその大切さに気付かせていただきました。

私の式辞の中では、これから身につけて欲しい力として「レジリエンス」について話しました。
「レジリエンス」とは、「困難や逆境にぶつかった時に、しなやかに回復し、乗り越える力」のことです。
竹林が強風にあおられても、大きくしなって、折れることなく立ち直る姿を例として挙げました。
これからの社会は、コロナ禍もあり全く予測できないことが起こりえる社会です。
そうした不確実な社会を生き抜いていくためには、精神的な回復力が求められてきます。
それが「レジリエンス」です。
そしてその「レジリエンス」を高めるためには、「物事を楽観的=ポジティブにとらえること」が欠かせないのです。
そして、「ポジティブ思考」になる第一歩として、常に「笑顔」を心掛けることを伝えました。
くしくもこの「笑顔」は3年生の学年目標でもあります。
どんなことがあっても下を向かず、常に笑顔を作る、無理やりにでも口角を引き上げる…、そうすることでドーパミンやエンドロフィンといった情報伝達物質が脳内で放出され、ポジティブに楽観的に考えられようになることは、科学的にも証明されています。
旅立ちの日に当たって、最後のメッセージとして贈りました。
式典の退場の際は、全員の姿を見送り、最後の晴れ姿を見届けさせて貰いました。
コロナ禍により、例年とは異なる形での卒業証書授与式となりましたが、温かい拍手に見送られ、422名の生徒が本校を巣立っていきました。

体育館での式典の後は、各クラスの教室へ移動して、最後のホームルームが行われました。
涙と笑いにあふれた声が、あちこちの教室から聞こえていました。
帰りがけ何人もの生徒が、校長室へ挨拶に来てくれました。
一緒に写真を撮りながら、今後の進路について話をしましたが、どの生徒も活き活きと進路先のことを話してくれました。
卒業式は終わりましたが、まだまだこれから受験を控えている生徒もいます。
国公立大学の結果待ちの生徒も沢山います。
一人でも多くの生徒たちが、自分の第一志望を実現してくれることを祈っています。

改めて、卒業おめでとうございます!
これからの皆さんの人生に幸多からんことを!

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