平凡だけれど大切なこと。

月曜日、朝から晴れ上がった気持ちのいい一日になりました。
清々しい気分で新しい1週間の始まりを迎えました。
今日から授業も本格的に始まり、校内にも活気が戻ってきました。
新入生はまだ新生活に慣れていないかもしれませんが、一日も早く生活リズムを整えて欲しいと思います。

昨日、自宅の近くを車で走っていると、ある工事現場の看板が目に飛び込んできました。

「凡事徹底」=「ぼんじてってい」

この言葉は、令和3年度の教員の行動原則の一つとして掲げている言葉です。
本校では、硬式野球部がモットーとして掲げています。
この言葉の意味は、文字通り、平凡なことを徹底するという意味です。

学校では、挨拶や身だしなみ、時間厳守や授業に真剣に取り組むことを意味しています。
また、新型コロナウイルス感染防止のための、マスク着用や手洗いなどの徹底も意味しています。
この工事現場では、おそらく事故防止のための目視や確認を徹底することを言っているのだと思います。

もともとこの「凡事徹底」は、松下電器産業(現パナソニック)を一代で築き上げ、経営の神様と呼ばれている松下幸之助さんが好んで使った言葉として、私は知りました。

松下さんは次のような言葉も残しています。

「誰にでもできる平凡なことを、誰にもできないくらい徹底してやり続ける」

「誰にでもできること」ですから、その気になれば誰にでもできるはずです。
しかし、そのことを「誰にもできないくらい徹底する」ことは簡単なことではありません。
ただ単に「やる」だけではなく、「徹底する」ことが重要なのだと思います。
そうすることで、それが「誰にでもできない」ことに変わっていき、そこに大きな価値が生まれてくるのではないでしょうか。
我が身を振り返ったときに、まだまだ徹底できていないことが多いことを自覚してしまいます(涙)。
それでも、ここにこうして書き記すことで、自分自身を戒めたいと思っています。
平凡で小さなことかもしれませんが、「気持ちのよい挨拶」と「マスク・手洗い・消毒・換気」。
毎日を気持ちよく過ごすことと、感染防止の徹底に努めていきたいと思います。
大切なことを改めて思い出させて工事現場の看板でした。

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