教員研修を行ないました。

新しい週の始まり月曜日です。
今日から4日間に亘り、前期中間試験が行なわれます。
今年度最初の試験に向けて、いつもより早目に登校する生徒の姿が多く見られました。

試験は午前中で終わってしまうため、今日は午後の時間を使って教員研修会が行なわれました。
研修会の内容は、「ハラスメント撲滅研修」です。
昨今、セクハラやパワハラ、アカハラといった言葉を多々耳にします。
企業や会社はもちろん、学校現場においても問題となることが多く、解決すべき重要課題として位置づけられています。
本校においても、毎年の学校経営方針ではその撲滅を大きく掲げていますし、日常の業務においても意識の向上と事故防止を繰り返し伝え続けています。
意識を向上させるためには、研修等を繰り替えし重ねて、啓発し続けてていくことが最も重要です。
今回はハラスメントの意識のさらなる向上と、全教職員が共通理解の元でその撲滅に向けて取り組んでいくための機会としました。

学園の顧問である特定社労士の方を講師として向かえ、3時間の研修が行なわれました。
今回の研修の目的とポイントは次の4つです。

①ハラスメントの法的な基準(物差し)をそろえる。
②ハラスメントの種類と特徴を確認する。
③ハラスメントは次代とともに変化することを認識する。
④ハラスメントは個人的な課題ではなく、組織全体の課題であることを確認する。

日頃から各先生方には十分意識して行動していただいていますが、多くの事例を交えた説明を聞くと、新たな気付きが多々あったのではないでしょうか。
言うまでもなく、ハラスメントは人の尊厳や人格を傷つける行為です。
立場の違いが背後にあることを考えると、学校という場所は常に意識を高く持っていなければなりません。
生徒と教員、保護者と教員、教員と教員…ハラスメントに繋がりかねない場面は少なくありません。
リスク管理の観点はもちろんですが、一人の人間としての尊厳を守り、その存在をしっかりと承認していくことによって、ハラスメントを未然に防ぐことは十分に可能です。
そのためには、日頃から信頼関係を高める努力を欠かさずに、お互いを尊重しあう関係性が必要です。
今回の研修を受けることによって、改めて大切なことに気付くことができました。
今後もこうした研修会を定期的に開催し、学校全体でハラスメントの撲滅に努めていきたいと思います。

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