今日は日曜日、相変わらず暑い一日になりました。
午後からの出張に出かける前に、車で買い物に行こうとしたところ、カーナビがこんな案内をしてくれました。
「6月13日、今日は鉄人の日です。」
「鉄人の日」と聞いても、すぐにピンと来なかったのですぐに調べてみました。
1987年6月13日は、「鉄人」の愛称で知られるプロ野球の広島東洋カープの衣笠祥雄選手(故人)が、2131試合連続出場の世界新記録を達成した日だそうです。
この日、衣笠選手は大リーグのルー・ゲーリック選手の世界記録を抜き、その偉業が称えられ後に国民栄誉賞を受賞しました。
野球少年ではなかった私ですが、衣笠選手の活躍は知っています。
怪我を押してでも試合に出場していた姿は、正に「鉄人」そのものでした。
ちなみに、現在のプロ野球の連続試合出場世界記録は、大リーグのカル・リプケン選手の2632試合連続試合出場となっています。
「鉄人」というと、「鉄人レース」と呼ばれる競技を皆さんは知っていますか。
それはトライアスロンの「アイアンマン・ディスタンス」というレースです。
このレースはスイム(水泳)3.8キロ、バイク(自転車)180キロ、ラン42.195キロを一日でこなすレースです。
正に「鉄人レース」と呼ぶにふさわしいレースです。
世界ではハワイ、日本では宮古島のアイアンマンレースが有名ですが、世界各地で大会は開催されています。
今から20年ほど前の30代半ば、私もこのトライアスロンに挑戦していた時期がありました。
もともと水泳は得意でしたが、中学高校と陸上部だったこともあり、一念発起して練習を始めました。
最終目標は、宮古島のアイアンマンレース出場でした。
いきなりあの距離は無理なので、まずはもう少し短い距離に挑戦することから始めました。
中古のロードバイクを購入し、水着やシューズ、ヘルメットやウェアをそろえて真剣に練習していました。
夏休みには、鴻巣の自宅から学校までの30キロをバイクで通ったこともあります。
一緒に挑戦を始めた同僚の先生もいて、二人で競いながらよく練習しました。
レースにも何度か出場しました。
秩父ミューズパーク、昭和記念公園、渡良瀬遊水池など、短い距離のレースを探して挑戦していました。
一番長い距離に挑戦したのは、35才で挑んだが幕張トライアスロン大会でした。
オリンピックディスタンスというスイム1.5キロ、バイク40キロ、ラン10キロという距離でしたが、とてつもなく苦しかったことを今でも覚えています。
海を泳ぎ、ビル群を駆け抜け、海岸沿いを走るコースでしたが、バイクで距離は見失い、ランで足をつり散々のレースでしたが何とか完走することが出来ました。
記録や順位よりもあの時の達成感は、今でも忘れられません。
それを最後にトライアスロンへの挑戦は止めてしまいましたが、30代後半のとてもよい思い出です。
残念ながらアイアンマンレースへの挑戦は果たせていません。
今はもっぱらスイムだけのトレーニングになっていますが、いつの日かまた挑戦してみたいと思っています。
そんな古き良き思い出に浸った「鉄人の日」でした。
明日からまた一週間、頑張りましょう!