あいさつ。

新しい月が始まりました。
五輪の開会式まであと23日・・・。
感染拡大が抑えられることを、ただただ祈ることしかできません。
今日も朝から雨が降り続いています。

毎朝、教職員朝会が終わると、玄関前で生徒に挨拶をしています。
曜日ごとの担当の先生方と一緒に立って、「おはよう!」と声をかけることが毎日の日課になっています。
元気よく「おはようございます」と返ってくることがほとんどですが、中には全く反応のない生徒もいます。
マスクをしているので声が聞こえないだけかもしれませんが、残念なことに顔さえ挙げない場合もあります。
運動部の生徒たちから帰ってくる気持ちのよい挨拶に、何度救われたことでしょう。
何とかして、気持ちよく挨拶ができる人間を育てていきたいのです。

挨拶は全てのコミュニケーションの始まりです。
これはあらゆる場面で言われていることです。
小学生でも、中学生でも、もちろん高校生でも言われてきますし、社会人になってからも最初に教えられることではないでしょうか。
私は、挨拶さえしっかりできれば、基本的には全てのことが上手くいくと思っています。
これは自分自身の経験から身をもって学んだことです。
教員になる前、8年間一般企業に勤めていた時に、基本中の基本として叩き込まれました。
そして、気持ちのよい挨拶を心掛けていると、不思議とその後の話がスムーズに進むのです。
さらにそこに笑顔が加わると百人力だということも、合わせて学びました。
だからこそ、生徒たちにもそのことを伝え続けているのですが、なかなか全員の胸に響かせることができていません。
力不足を毎日のように突きつけられている思いです。
全校集会(全校放送)などでもことあるごとに伝え続けていますし、学校の経営方針にも「気持ちのよい挨拶」を重点課題として掲げています。
それでも、嬉しいことに来校される多くの方々からは、「みんな挨拶をしてくれる学校ですね」と言われることが多々あります。
もしかしたら、一般的なレベルで言えば、「挨拶のできる学校」として評価されているのかもしれません。
それはそれで嬉しいことですが、私にはまだその実感がありません。
もしかしたら私たち大人が、そのよき見本を示せていないのかもしれません。
「自分から、積極的に、気持ちのよい挨拶ができる人間」を育てるために、まだまだあきらめずに、私自身が実践し続けていきたいと思います。
そして、その思いが生徒たちの胸に届き、彼らの社会人としての礎となってくれることを願っています。

 

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