今日は11月11日です。
本校のある深谷市にとっては、ある意味で特別な一日となりました。
それは、今日が「渋沢翁語らいの日」と定められたからです。
言うまでもなく、深谷出身の偉人として知られる渋沢栄一翁(おう)は、近代の日本経済の礎を築き、「日本資本主義の父」と称される実業家です。
日本で最初の銀行である第一国立銀行(現在のみずほ銀行)の創設を手始めに、三井住友銀行をはじめとする多くの銀行の設立にも携りました。また、東京海上日動火災保険、日本製紙、帝国ホテル、キリンビールなど500社を超える会社の設立にも関係していた人物です。
その渋沢栄一翁が91才の生涯を終えたのが、1931年11月11日。
今年は、栄一翁の没後90年に当たります。
深谷市では、その命日である今日11月11日を今年から「渋沢翁語らいの日」として定め、ふるさと教育の推進と地域へのさらなる啓発を目指していくとのことです。
その一環として、今夜、深谷駅舎と駅前の栄一翁の銅像は、藍色(濃い青)にライトアップされました。
東京タワーや増上寺も藍色を基調にライトアップされていました。
ここでは、渋沢栄一翁の残した名言を紹介したいと思います。
「論語と算盤」をはじめ、栄一翁は多くの言葉を残していますが、私の大好きな「夢七訓」を紹介した亥と思います。
「夢なき者は理想なし
理想なき者は信念なし
信念なき者は計画なし
計画なき者は実行なし
実行なき者は成果なし
成果なき者は幸福なし
ゆえに幸福を求むる者は夢なかるべからず」
これは文字通り、
「夢がない者は、理想がない。
理想がない者は、信念がない。
信念がない者は、計画がない。
計画がない者は、実行がない。
実行がない者は、成果がない。
成果がない者は、幸福がない。
だから、幸福を得たい人は、まず「夢」を持ちなさい」
今日の「語らいの日」をきっかけに、自分自身の夢について考えると共に、渋沢栄一翁の功績について考えたいと思いました。