連日盛り上がりを見せている北京オリンピック。
新型コロナウイルス感染防止のために、夏の東京オリンピック同様に無観客ながら熱い戦いが続いています。
リアルタイムでの観戦はなかなか出来ませんが、結果だけは新聞やインターネットでチェックしています。
特に日本人選手の活躍をとても楽しみにしています。
小林陵侑選手(スキージャンプ)や平野歩夢選手(スノーボード)の金メダル獲得には大興奮しました。
また、高梨沙羅選手(スキージャンプ)や竹内智香選手(スノーボード)、羽生結弦(フィギュアスケート)の悔しい思いは、見ている私の胸にも突き刺さってきました。
4年に一度の大舞台にかけてきた時間と汗と涙は、計り知れないものがあるでしょう。
優勝候補のプレッシャーや常識を覆す二刀流への挑戦、平昌のリベンジや競技を続けることの葛藤など、ご本人にしか分からない沢山のドラマを経て、この舞台に立っている選手の皆さんに心より敬意を表します。
現時点で冬季五輪最多となる14個のメダル(金2・銀5・銅7)獲得は、本当に素晴らしい結果だと思います。
また、惜しくもメダルを手にすることができなかった選手の皆さんも、その勇姿に大いなる勇気をいただきました。
今日も熱戦が続いている北京五輪ですが、昨日行われたスピードスケートの女子パシュートの結果は、本当に気の毒としか言いようのない結果となりました。
ラスト60メートルまで同走のカナダをリードしながら、高木菜那選手の転倒によって、その手から金メダルがすり抜けていってしまいました。
極限まで体力を使い果たし、3人1組で一糸乱れぬリズムを刻みながら、最後の最後に転倒してしまった悔しさは、言葉にならないほど衝撃的なものでした。
ハイライトでレースを見たのですが、そのままゴールをするものと確信していた矢先での衝撃でした。
ゴール後、チームメイトに慰めながらも涙が止まらない菜那選手の姿は、ずっと忘れることができないでしょう。
私にも悔やんでも悔やみきれない出来事は多々ありますが、その比ではないほどの悔しさだと思います。
それでも果敢に攻めた結果であることには、堂々と胸を張っていただきたいと思います。
凛として会場を後にするその姿から、私は勇気をいただきました。
「人は乗り越えられない試練は与えられない」という言葉があるように、きっと今回出場した3選手はこの試練を乗り越えてくるでしょう。
その姿を想像しながら、私自身も試練に遭遇した時にはこうありたいと強く思いました。
残されている各種目での日本人選手の活躍をお祈りしています。
また、出場選手の素晴らしいパフォーマンスが、今のこの閉塞感を打ち破ってくれることを願っています。