令和4年3月1日。
本日、令和3年度第64回卒業証書授与式が行われ、316名の生徒が本校を巣立っていきました。
今年はまん延防止等重点措置が取られる中、感染防止対策として卒業生と教職員だけの式典となりました。
保護者の皆様には、式典の様子をライブ配信し、後日、動画を見ることができる措置を取らせていただきました。
彼らが入学したのは2019年、平成31年でした。
この年の5月1日に元号が平成から令和に変わり、2019年は令和元年となりました。
また10月には消費税が10%に引き上げられました。
翌2019年には日本でラグビーワールドカップが開催され、170万人を超える観客がスタジアムに足を運びました。
この勢いのまま、2020年の東京オリンピックも盛り上がるものと大いに期待されましたが・・・
この12月末に中国武漢市で初めての新型コロナウイルス感染者が確認され、年が変わった2020年は世界的な感染拡大=パンデミックとなってしまいました。
長期間にわたる学校の臨時休校やオンライン授業など、今までの非日常が日常となっていきました。
多くの学校行事が延期、中止となり、卒業生にとっては暗く沈んだ時期が続きました。
高校生活で最大の楽しみだったGCAT研修旅行。
行き先を海外から国内に変え、なんとか実施する術を模索しましたが、残念ながら中止せざるを得ない事態となりました。
本当に卒業生の皆さんには、本当に申し訳なく、心苦しい思いでいっぱいです。
人知の及ばない部分とはいえ、残念で残念で仕方がありません。
しかし、今日の式辞でも伝えさせていただきましたが、失われたものをいつまでも悔やんでいても仕方がありません。
過去を悔やまず、未来を恐れず、今に全力を尽くして欲しいのです。
先の見えない不安が続く世の中ですが、そんな時こそ目の前にある小さなことに全力で取り組んで欲しいと思います。
どんな時でも、どんな行動をとるかは、自分で決めることができます。
動いていれば必ずや何かが変わるはずです。
そして、その先には必ずや明るい未来が待っていることと信じています。
皆さんの未来に幸多からんことを祈っています。
卒業おめでとう!
そして、正智深谷高校に入学してくれて本当にありがとう!
保護者の皆様、3年間大変お疲れ様でした。
そして、本当にありがとうございました。