今日は4月1日、新しい年度の始まりの日ですが、冬を思わせるような肌寒い一日になりました。
本校もまだ春休み期間中ですが、世の中では今日が新年度のスタートの日となります。
通勤に使っている高崎線の車内にも、初々しいスーツ姿の新社会人の方を何人も見かけました。
コロナ禍で社会状況が一変してしまいましたが、心と身体を切り替えてウィズコロナの未来に臨んでいきましょう。
高校生に関係するところでは、今日4月1日から改正された民法が施行され、成人年齢が20才から18才に引き下げられます。
保護者の同意がなくてもクレジットカードや携帯電話などの契約ができるようになる一方で、消費者トラブルや悪質商法に巻き込まれることなども心配されます。
成人年齢の引き下げによって、18才になったら次のようなことが可能になります。
・保護者の同意がなくても契約が可能に。(携帯電話の契約・ローンを組む・クレジットカードを作るなど)
・10年有効のパスポート取得が可能に。
・公認会計士や司法書士、医師免許や薬剤師免許などの国家資格の取得が可能に。
この他にも、女性の結婚可能年齢が16才から18才に引き上げられ、男女共に18才から結婚できるように変更されます。
また、飲酒や喫煙、競輪や競馬などの公営ギャンブルは20才ならないとできません。
可能になることが多くなる反面、それに伴う責任も大きくなってきます。
これまでは保護者の同意を得ないとできなかったことが、これからは同意がなくてもできるようになってくるのです。
その危険性やリスクを十分に理解し、契約などをする際には慎重な判断が必要となります。
学校でも想定される事故や危険性について、折を見て指導をしていきたいと思っていますが、まずは高校生の皆さんにもしっかりと考えて欲しいのです。
「責任」という大きなものを背負った上で、新たに可能となった「行動」を慎重に判断してくれることを期待しています。
Spring has come!
草花の芽吹きと共に新年度を気持ちよく迎えたいと思います。