4月6日、今日は令和4年度の始業式です。
始業前の校舎ではロッカーの移動準備が進み、それぞれの担任は新たな生徒を迎える準備を整えていました。
クラス発表の掲示板の前では、あちこちで歓声が上がっていました。
自分のクラスはもちろんですが、友達のクラスや担任の先生も大いに気になるところです。
これから1年間、お互いに親交を深めてください。
体育館に集まった新2年生、新3年生の姿はなんとも頼もしく写りました。
明日には新入生を迎えることから、本校の先輩としての自覚の表れでしょうか。
式辞のために壇上に上がって一人一人の顔を見たとき、キラキラした表情が数多く目についたのが、とても印象に残っています。
式辞では「幸せ」について話をさせてもらいました。
「人は何のために生きるのか?」
その答えは人によって全く違うと思いますが、私は「よりよく生きるため」だと思っています。
すなわち「幸せになるために人は生きている」のだと私は思っています。
そのためにも、皆さんそれぞれにとっての「幸せ」を見つけて欲しいと思っています。
では私にとっての「幸せ」は何かと言うと、それは「今ここに生きていること」です。
「生きていること」自体が幸せなのだから、辛いことや苦しいことがあっても気にしてはいけません。
逆に「生きている」からこそ、そうした辛さや苦しみを味わうことができるのです。
そう考えると、「幸せ」そのものを手にしている訳ですから、多少の辛いことがあっても根を上げている場合ではありません。
ロシアによるウクライナへの侵攻から1ヶ月が経とうとしています。
「生きていること」さえ脅かされている国がある中で、今ここに「生きていられる」ことがどれほど幸せなことか。
今一度、今の状況に感謝をしようと生徒たちに伝えました。
その上で皆さんにとっての「幸せ」を見つけて、それを手にする努力を続けて欲しいと思っています。
さまざまな価値観がある中で、「幸せ」の形は一つではありません。
自分にとって本当の「幸せ」を早く見つけ、それを手にするための努力をして欲しいと思います。
さあ今日から令和4年度の始まりです。
全ての生徒と教員が力を合わせて、笑顔が溢れるHAPPYな正智深谷高校にしていきましょう。