1週間の始まり月曜日、今日も暖かい一日となりました。
新年度が始まって2週目、今日の午後からは個別面談が始まります。
1年生は今日もオリエンテーションで、各教科の学習法などを確認しました。
まだまだ新しい環境に慣れずに大変かもしれませんが、徐々にクラスに馴染んでいってくれることを願っています。
先日、自宅であるアニメーション映画を見ました。
二人の娘の強い推薦により家族で一緒に見たのですが、そのタイトルは「ズートピア」。
映画の内容よりも、歌手シャキーラが歌うテーマ曲「Try everything.」を知っていた程度でしたが、このアニメにすっかりやられてしまいました!
「ズートピア」は2016年に公開され、アカデミー賞も受賞したウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの作品です。
物語の舞台は動物の手で築かれ、肉食動物と草食動物が共に暮らす大都会「ズートピア」。
夢を信じて田舎から出てきた新米警察官のジュディ・ホップス(ウサギ)と夢を忘れた詐欺師ニック・ワイルド(キツネ)の二人が主人公です。
連続行方不明事件を解決する中で変わっていく2人の関係を軸に、その中であぶり出される人種差別や醜い争いごとなどの社会問題が描かれています。
登場人物は全て動物ですが、そこに描かれている社会問題は現代の社会にもあふれ、私たち人間の醜さによって私たち自身が苦しみ続けている問題ばかりです。
差別や蔑み、心の貧しさや妬みといった難しい問題が、動物の姿を通して丁寧に描かれていました。
アニメーション映画とは思えないほど深くて考えさせられる作品でした。
印象に残っているシーンはたくさんありましたが、私が一番心を動かされたのは最後にジュディが言った言葉でした。
ジュディが警察官になることに対しては、多くの人が反対しました。
誰もが本当に警察官になれるとは思っていなかったはずです。
露骨に嫌がらせをされることもたくさんありましたが、彼女は持ち前の行動力と機転で、次々と問題を乗り越えていきました。
そして、警察学校の卒業式でバッジを授かり、ジュディは見事にウサギ初の警察官として認められます。
その時の演説の中で、彼女が言った次の言葉がとても心に響きました。
Look inside yourself and recognize that change starts with you.
It starts with me.
It starts with all of us.
自分の心の中を見つめて、変化はあなたから始まると気づいてください。
それは私から始まります。
そして私たちみんなから始まるのです。
先入観に縛られずに「よりよい世界をつくるため」という崇高な目的のための強い意志がその言葉には込められていました。
私も今一度、教師になった時の原点に立ち返り、まだまだ変化を起こせるはずだと改めて思いました。
勇気と希望、そして夢を与えてくれた素敵な映画に出会うことができました。
皆さんも機会があれば、是非ともご覧になってみて下さい