今日は火曜日、天気予報に反して思ったほど気温が上がらず、過ごしやすい一日となりました。
県内の新規感染者数が減少傾向にある中ですが、本校では現在も数クラスがオンライン授業対応となっています。
念のための感染防止対策とはいえ、散発的に続くこうした対応は生徒たちにも負担となっています。
今しばらくの辛抱と思って、なんとかこの危機を一緒に乗り越えていきましょう。
昨日のMさんに続いて、今日も本校の近隣にお住まいの方のお話しを書きたいと思います。
お近くにお住まいのIさんは、いつも気持ちよく挨拶をして下さる方です。
いつから挨拶を交わすようになったか定かな記憶がありませんが、いつの間にかお声を掛けていただくようになっていました。
6年前に校長を拝命した後、そのことを報告するととても喜んで下さいました。
私よりずっと先輩のIさんですが、「初めて校長先生の知り合いができた!」と嬉しいお言葉をいただきました。
10年前の大雪の時、ご自宅前の道路を本校の生徒が除雪したことを未だに思い出しては、感謝の言葉を時折いただきます。
体力のある運動部の生徒たちには当たり前のでしたが、ご年配の方々にとってはとても助かる作業だったようです。
日頃の恩返しとしての行動が、近隣の皆さんのお役に立ったことをとても嬉しく、誇らしく思っています。
数日前、帰宅する道すがらIさんのご自宅の前を通ると、「校長、校長!」と声を掛けられました。
久しぶりにお会いしたので少しばかり立ち話をしてから立ち去ろうとすると、「タケノコ持ってく?」と聞かれました。
ちょうど親戚の方が、採れたてのタケノコを持って来てくれたとのことでした。
今が旬のタケノコだったので、「いただきます!」と遠慮もせずに頂戴することになってしまいました(苦笑)
さらに「校長は子どもはいるの?」と聞かれたので、「娘が二人います」と答えると、
「じゃあイチゴも持ってくか!」とイチゴまで頂戴してしまいました!
こちらはご自身で食べようと思って買っておいた地元産のイチゴでした。
私にとって野菜や果物は「買うもの」というイメージを当然持っています。
しかし、深谷の人たちにとっては、野菜や果物は「作るもの」か「もらうもの」なのだと聞いたことがあります。
今回は正に「もらうもの」として、タケノコとイチゴを頂いてしまいました。
Iさん、ご馳走様でした!
昨日ご紹介したMさんや今回のIさんのような地元の方々に、本校は支えられています。
このことを忘れずに、いつの日かまた恩返しができる日が来るまで、心の準備だけは整えておきたいと思います。