今日は日曜日、昨日が暑かっただけに今日は少し肌寒く感じる一日となりました。
まだ4月も後半に入ったばかりですが、中学3年生にとっては高校受験シーズンの第一歩が始まりました。
というのは、本日、中学3年生対象の最初の北辰テストが行われました。
北辰テストとはご存じの方も多いと思いますが、埼玉県内の多くの中学生が受験する実力判定テストです。
毎月1回行われる北辰テストでは統一した偏差値が出るため、県内の私立高校受験の目安基準として活用されています。
本校でも北辰テストの偏差値(7月以降)は、受験する際の合格可能性の目安として利用しています。
各高校の個別相談会では、通知表や北辰テストなどの偏差値に基づいて、単願、併願それぞれの合格可能性を知ることができます。
そのため北辰テストの受験生は、毎年回を追うごとに増え、10月、11月の受験生はかなり多いようです。
個別相談会においてよく誤解されることですが、県内の私立高校において「確約制度」というものは存在しません。
「確約」という言葉だけが一人歩きして、「合格内定」と勘違いされている場合もありますが、それは正しくありません。
各高校が設定している目安基準を上回っている場合には、合格の可能性が高まりある程度安心して受験できる、ということです。
当然、各高校の入学試験を受験しないで合格になるようなことはありません。
ただ、この目安基準を上回っているか否かは、志望校を決める際にはとても重要な情報です。
そのため、これから多くの中学3年生が北辰テストを受けることになるのでしょう。
北辰テスト受験後には偏差値等が記載された成績表が返ってきますが、その結果にあまり一喜一憂しすぎないことが大切です。
特に偏差値は点数とは異なり、平均点の高低や受験生全体の成績レベルによって数値が大きく変わってきます。
そのため、ある回はよい成績だったけれども、あるか回は偏差値が下がってしまうようなケースが多々あります。
その場合もあまり落ち込みすぎずに、とにかく間違えた問題の確認と復習に努めることが大切です。
偏差値を上げることはもちろん大事なことですが、それ以上に、今の自分の実力をしっかりと把握しておくことが重要なのです。
ただ単に数字の上下に縛られるのではなく、どこが理解できていて、どこが理解できていないのかを知ることが大事なのです。
その上で間違えた問題を繰り返し復習し、同じ間違いをしないようにすることが重要です。
そこで弱点を補強しておくことが、本番の高校受験に活かされるはずです。
よい結果は努力の成果と謙虚に受け止め、よくなかった結果は次への課題として、高校受験本番につなげて欲しいと思います。
あくまでも一回の実力テストの結果であることを忘れずに、一喜一憂せず受験勉強を続けて下さい。
高校受験に向けた受験勉強はもちろん大切ですが、中学3年生の今の時期は二度と戻ってきません。
これから部活動の大会も始まります。
修学旅行などの学校行事も控えています。
ワクワクすることがこれからもたくさん待っているはずです。
中学校最後の一年間を充実して終えるためには、そうした目の前にあることに全力で取り組むことです。
きっとその先に、高校受験の成功が待っているはずです。
受験生の皆さんの夢が叶うことを祈っています。