今日は「昭和の日」、私たちの世代にとっては「天皇誕生日」といった方がなじみ深い祝日です。
以前は「みどりの日」とされていた時期もありましたが、2007年の祝日法改正によって「昭和の日」となりました。
今日は終日、自宅でのんびり過ごしていました。
昨日、公開授業日の終った午後、来年度に教育実習を希望する大学生の事前面談を行いました。
昨日は4名の卒業生と面談をしました。
現在大学3年生の4名は、全員本校の卒業生です。
毎年10名~20名の教育実習生を受け入れていますが、ここ数年は希望者が少なくなっています。
教員自体の志望者が少なくなっていることに加え、一般企業の就職活動の時期と教育実習の時期が重なっていることも理由の一つのようです。
昨日の面談でも、教員という仕事の負担感が、学生から敬遠される遠因になっているとの声を聞きました。
教職という仕事の尊さを身をもって感じている私としては、残念な限りですがこれが現実です。
「働き方改革」が声高に叫ばれている昨今、本校でも勤務時間や振替休日などについて神経質にならざるを得ません。
教員という職業自体が時間に縛ることが中々難しい職業ではありますが、先生方の心身の負担の軽減しなければなりません。
私は30才で教員になるまで、大学卒業後は一般企業に勤めていました。
私が就職し1991年は、まだバブルの余韻が残っている時期で、仕事はハードでしたが比較的景気のよい時代でした。
夜遅くまでの残業や休日出勤に疑問を感じることもなく、猛烈に仕事をしていました。
その分、遊ぶときには思いっきり遊ぶことも多く、オンとオフのメリハリをつけて仕事をしていました。
先輩方か夜の会食にお誘いを受けることも多く、会社以上にたくさんのことをそうした場所で教えていただきました。
厳しい指導を受けることもありましたが、それが仕事に活かされて結果が出た時にはとても大きな達成感を感じたものです。
時代と共に働き方は変わるもので、その当時の常識は現在では非常識になっている部分もあるでしょう。
仕事とプライベートのバランスを取ることはとても難しいことですが、何よりも重要なのは「心と身体の健康」を保つことです。
仕事の内容はもちろん、人間関係などによるストレスをどう軽減し、より働きやすい環境を整えていくのか。
心身のバランスを上手に取りながら、気持ちよく仕事ができる環境を作ることが、私たち管理職の仕事でもあります。
そうすることがよりよい教育活動につながっていくことを思うと、職場環境の充実はある種の経営戦略とも言えます。
まだまだ課題は山積みですが、今自分にできることに全力で取り組んでいきたいと思います。