小さな気遣い。

5月14日、今日は授業のない休業土曜日です。

いつもより少しだけ遅く起きましたが、何だかんだとバタバタした一日になりました。

昨日の夕方の出来事です。

校長室のエアコンの調子が悪かったので、業者の方に来ていただきました。

点検いただいたのは、K社のYさんです。

普段から本校の空調設備を管理いただいている方で、私もよくお話をさせていただく機会がある方です。

実はYさんは本校の系列だった専門学校の卒業生であり、本校のOBと言っても差しつかえない方でもあります。

夏冬の季節の変わり目には、全校舎のエアコンを調整していただいています。

エアコンの調子が悪いときには、すぐに飛んできて対応してくれます。

本校にとっての縁の下の力持ちとして、快適な学習空間の維持に尽力していただいています。

Yさんのような多くの方々に、本校は支えられていることを改めて感じます。

日頃のYさんのご協力に心より感謝申し上げます。

Yさん、ありがとうございます。

そのYさんに作業をしていただいているときに、とってもステキな光景を目にしました。

Yさんは作業をするために廊下から校長室へ入る際、靴を脱いで入って来ました。

靴はこんな状態になっていました。

Yさんが作業をしている間、廊下をたくさんの生徒が歩いていました。

私が作業をするYさんの様子を見ていたときです。

廊下を歩いていた一人の女子生徒が、サッとかがんでYさんの靴の向きを変えて歩き去ったのです。

これがそのときの写真です。

廊下を通り過ぎながら、校長室の前にある靴に気付いて、履きやすいように向きを揃えてくれたのでしょう。

その様子を瞬間的に目にしたので、思わず廊下に出て後を追いかけ、女子生徒に声を掛けました。

その女子生徒は硬式野球部のマネージャーであるKさんでした。

練習や試合の際に献身的に動き回る姿を何度も目にしていましたが、それは誰も見ていないところでも変わりがなかったのです。

その行動に思わず感動してしまい、「ステキな気遣いをありがとう」とKさんに伝えました。

照れながら行き過ぎたKさんでしたが、彼女の人柄がにじみ出ている行動でした。

きっと机上では学べないたくさんのことをグランドで学んでいるのでしょう。

硬式野球部のモットーに「凡事徹底」というものがあります。

正に今回の行動は、それを身をもって示してくれました。

小さな気遣いに、大きな感動をいただきました。

Kさん、ありがとう。

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