5月25日水曜日、前期中間試験2日目です。
試験終了後も学校に残って勉強している生徒の姿が目につきます。
この中間試験が終った6月の第1週には、今年度第1回目の英語検定=英検が行われます。
英検(実用英語技能検定)は、言うまでもなく英語関連資格の中では一番知られている資格です。
中学時代から受験する人も多く、中学3年レベルの3級はもちろん、準2級を取得して本校に入学してくる生徒もいます。
高校入学後も受験を続ける生徒も多く、最近では2級はもちろん、準1級に合格する生徒も出てきました。
英語関連の検定試験には、英検の他にも次のようなものがあります。
・TOFL(トーフル)
・TOEIC(トーイック)
・TEAP(ティープ)
・IELTS(アイエルツ)
・GTEC(ジーテック)
・ケンブリッジ英検
皆さんも名前を聞いたことがある検定があるのではないでしょうか。
これらの資格は全てスコアの出し方が異なっています。
英検のように合格、不合格ではなく、結果をスコアという形で出される検定がほとんどです。
スコアで出されるメリットは、合格か不合格かだけでなく、自分の成長をスコアで比較することができる点です。
結果がスコアで出される点においては、どの検定もやり甲斐を持って受験することが可能です。
ただし、それらのスコアは検定間で全く異なり、それぞれを比較するのが難しいところがありました。
そうした課題を解消し、英語関連資格の統一基準として発表されたのが、CEFR(セファール)です。
CEFRとは、Common European Framework of Reference for Languages(ヨーロッパ言語共通参照枠)の略称です。
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、ヨーロッパ言語圏では広く使われていて、語学レベルの指標となっています。
CEFRは日本でも徐々に広がり始め、近年では認知度も高まって広く浸透しつつあります。
CEFRを利用すると、各英語関連の資格を比較することができます。
CEFRの基準では、スコアレベルの低い方から順番に、A1~C2まで分けられています。
英検に換算すると、英検3級がA1、準2級がA2 、2級がB1 といった具合となります。
その他の検定についても、CEFR基準で点数が示され、自分の立ち位置を確認することができます。
次のレベルまで成績を上げるためには、ある程度の負荷を掛けないと難しいところがあります。
受験した直後にはスコアを必ずを確認し、次なるステージへの準備を進めておきましょう。
英検合格で満足することなく、CEFRのレベルアップを目標に前進を続けて欲しいと思います。