6月1日火曜日、今日から新しい月の始まりです。
6月は梅雨なのに、水無月とは不思議ですね。
旧暦の6月は現在の7月頃にあたり、梅雨も明け、暑さが厳しくなるタイミンングです。
そこから、水が涸れ尽きてなくなるという意味の「水無し月」が変化したものだそうでする
今日、熊谷の住まいの教員が「市報くまがや」を見せに来てくれました。
私は熊谷市民ではないので普段は目にすることもないのですが、初めて手にしてページを広げてみました。
裏表紙を見ると‥‥
どこかで見たことがある人物の写真が掲載されていました。
本校の卒業生である坂田 怜(れい)くんです。
坂田君は昨年のドラフト会議で、広島東洋カープから育成4位で指名され、投手として練習に励んでいます。
掲載されている記事は、「夢追い人〜情熱世代〜」というタイトルで、さまざまな夢に挑戦する若者を取り上げています。
小学生時代のソフトボールから始まり、中学ではシニアリーグで硬式野球を始めたそうです。
残念ばがら怪我もあって試合に出られない苦しい時期もありましたが、その悔しさを胸に本校に入学してくれました。
入学後のコーチの勧めもあり投手に転向し、念願の試合にも出場しました。
大学は岐阜県の中部学院大学に進学し、1年生から大活躍しました。
しかし、3年生の春に心臓病の「バルサルバ洞動脈瘤」の診断を受け、手術を受けました。
手術後、スピードボールが投げらレなくなってしまい、そんな時に出会ったのが「ナックルボール」でした。
本人にもどう変化するか分からないほどの変化球で、球速に関係なく打てない魔球を手に入れました。
その魔球が評価され、見事に広島東洋カープに育成枠で指名されたのです。
まさに「災い転じて福となす」「ピンチをチャンスに」を実現してくれました。
今年のキャンプイン直前には、学校にも顔を出してくれて、活躍を誓ってくれました。
支配下登録を勝ち取ることは大変なことでしょうが、病を克服した経験を自信に変え、活躍してくれることを願っています。
頑張れ坂田君、広島の赤い彗星になれ!