上機嫌、不機嫌。

6月8日水曜日、今日も雨混じりの一日になりました。

梅雨なのだから仕方がないとは思いながら、なかなか気持ちが上向きになりません。

そんな時にはついつい機嫌も悪くなってしまいます。

「機嫌が悪くなる」というと、先日このブログで紹介した齊藤孝さん(明治大学教授)の著書「本当の頭のよさってなんだろう?」にこんな項目がありました。

 

ー本当に頭のいい人は不機嫌をまき散らさないー

不機嫌がいかに環境を壊すか、人のことは結構よくわかるものです。

たとえば、いつも感情的に怒ってばかりいる先生がいると、クラスの雰囲気もピリピリして最悪です。

友達同士のSNSのやりとりでも、感情的になって誰かを攻撃するような人が出てくると、つられるように他の人も言葉が乱れ、雰囲気が悪くなっていきます。

不機嫌は、ただ言葉のやり取りをしているだけでも伝染していくんです・

相手が友達であろうが、家族であろうが、たまたま電車で隣り合わせた他人であろうが、関係ありません。

誰に対しても気を使う必要があるんです。

どんな環境にも、自分の不機嫌をまき散らしてはいけません。

本当に頭のいい人は、それが分かっている人、それが出来る人です。

まずは自分の行為が環境汚染になることを知らなくてはいけません。

知ることは変えていく第一歩です。

問題意識ができたら、変えていく努力、工夫が出来ます。

知ってもまだやり続ける人は、環境への想像力が働かない大バカ者です。

不機嫌はクセになります。

悪いクセというのは、気をつけているときは抑えることができますが、カッとなったりした時に、無意識にポロッと出てしまうものです。

「そんなつもりはなかった」

と言いながらも、何度も同じ過ちを犯す人がいますが、悪い癖は徹底的に治しておかなくてはいけません。

僕はこれまで大人たちに「機嫌というのは自分でコントロール出来るものだ」「不機嫌は罪だぞ」と言い続けてきましたが、中高生の時からこの意識を持つことは、必ず自分の将来のためになると思います。

機嫌とは、自分でコントロール出来るものです。

「人に迷惑をかけない」ことが大切なように、「人を不愉快にさせない」ことの大切さに気づきましょう。

これは人間関係の基本です。

 

この文章を読んで、これまでの自分の振る舞いに全く自信がなくなってしまいました。

「不機嫌を巻きちらしていた」心当たりがあるからです。

それは一番身近な妻や子供たちに対してです。

職場では機嫌をなんとかコントロールしているのですが、問題や悩みなどを抱えたまま帰宅すると、ついつい表情が暗くなってしまいます。

言葉も心なしかぶっきらぼうになり、家族に不快な思いをさせていたことは少なくありません。

まさに家庭の中では「環境汚染」をしていたのでしょう。

これではいけませんね(涙)

一番身近で、一番長い時間一緒にいる家族にこそ、上機嫌で接していないといけませんね。

そうした基本的なことを齋藤孝先生に気づかせていただきました。

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