当たり前でないこと。

6月13日月曜日、新しい1週間の始まりです。

久しぶりに晴れ上がった一日となりました。

今日は生徒総会が行われましたが、感染防止の観点から、一部生徒の集合とYouTubeによるライブ配信を並行しての開催となりました。

ウィズコロナを意識すると、さまざまな部分でダブルスタンダード(2つの基準)が必要となってきます。

登校してのリアルな授業とオンライン授業、出席して対面しながらの会議とZoom会議。

例を挙げれば多々ありますが、これまでの当たり前が当たり前でなくなりつつあることだけは確かです。

当たり前でなくなると言えば、このことを全く別の形で痛感させられる出来事が先日ありました。

先週、私が教員となる前に8年間勤務していた旅行会社時代の先輩、後輩と食事をした時のことです。

コロナ禍もありなかなか集まることができませんでしたが、久しぶりに時間を作ってお互いの近況報告をしました。

3年ほど前に集まった時には、各支店のトップとして活躍している人ばかりでしたので、その後も順調にキャリアを積んでいるものと思っていました。

私が知っている皆さんはとても優秀な営業マンで、会社に貢献すべくバリバリ働いている方たちばかりでした。

話が進んで、今どんな仕事をしているのかと言う話になった時、驚くことが続きました。

私を含めて転職した人、退職した人、また現在はグループ会社に出向中といった人ばかりで、会社本体に残っている人はたったの1名だけでした。

私の知っている他の方たちの様子も教えていただきましたが、軒並み出向中といった状況でした。

私が入社した当時は世界で一二を争う旅行会社でしたが、コロナ禍による大打撃を受け、現在は大変厳しい状況にあることを痛感しました。

当たり前だと思っていたことが、当たり前でなくなる現実を目の当たりにし、今私が置かれている環境に感謝すると同時に、今のこの環境に甘えていてはいけないと強く思いました。

本校には付属校として埼玉工業大学がありますが、基本的には本校以外への異動も出向もありません。

そうした環境に甘えていては、自分自身の成長はあり得ません。

社会情勢や経済情勢を含めて、私学を取り巻く環境は決して追い風ではありません。

ひとたび気を抜けば、あっという間に生徒募集に影響が出てきます。

そのためには日々の教育活動を充実させていく以外に解決方法はありません。

在校生の満足度を如何にして高めていくのか。

本校で過ごす3年間をどのように充実させていくのか

これこそが今後の本校にとっての生命線となります。

目の前にいる生徒たちに愛情を持って本気で接していくこと。

誉める時は本気で誉める。

叱るときも本気で叱る。

何事に対しても本気で向き合っていくことを改めて心に誓いました。

親しい仲間と過ごした短い時間でしたが、そのことに立ち返ることができた貴重な時間となりました。

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