9月1日木曜日、防災の日です。
1923(大正12)年9月1日に発生した関東大震災から数えて、今年で98年目となります。
地震は午前11時58分に発生し、マグニチュード7.9と推定されています。
南関東から東海に及ぶ広範な地域で被害が発生し、死者・行方不明者は10万5000人を超えるに至りました。
地震発生の時刻はちょうど昼食と重なり、食事の準備で火を使用していた家庭も多く、倒壊した家屋から次々と出火して大火災に見舞われました。
9月1日は、この震災にちなんで「防災の日」に定められています。
天災は忘れた頃にやって来る。
南海トラフ地震など、周期的な地震の発生が心配されますが、日頃から避難経路や防災用品などの準備をしておきたいものです。
学校においても、定期的に避難訓練や防災訓練の実施、万一の場合に備えていきたいと思います。
本校の体育館は有事の際の緊急避難場所として、深谷市から指定されています。
そのため、体育館の地下倉庫には20,000本を超えるミネラルウォーターが保管され、万一の場合に備えています。
備えあれば憂いなし。
防災の日をきっかけに、改めて防災意識を高めていきたいと思います。
今朝、出勤前に庭の草花に水をあげていると、奇妙な鉢植えが目に付きました。
ついこの間までミツバの葉っぱが生い茂っていた鉢が、すっかり禿げ上がり、茎だけになっていたのです。
よく見てみると、その理由が分かりました。
4匹のイモムシがすっかりと葉を食べ尽くしていたのです。
その旺盛な食欲に、思わずザワザワしてしまいました。
イモムシが何の幼虫か確認する間もなく家を出てしまったので、帰宅後にインターネットで調べてみました。
調べてみると、このイモムシはキアゲハの幼虫でした。
幼虫は1~5齢まで変態し、緑色の地に黒色の横シマと橙赤色の斑点のあるこの幼虫は、5齢の老齢幼虫とのことでした。
老齢幼虫になると株を丸裸にするほど激しく食害するそうです。
敵など危険を察知すると、オレンジ色のツノのような器官を出して、きついニオイを出して威嚇します。
子どもの頃に嗅いだツンとしたあの嫌なニオイが蘇ってきました。
この後、食べていた草を離れ、枝などに糸でからだをくっつけて蛹(さなぎ)となるそうです。
そして、きれいな見事なキアゲハとなって飛び立っていくのでしょう。
きっと今日は、蛹(さなぎ)になる前の「最後の晩餐」だったのかもしれません。
そう思うと、食べ尽くされたミツバも仕方がないですね。
ちなみに、キアゲハの幼虫はニンジンやミツバ、アシタバやパセリなどのセリ科作物だけを食害するそうです。
この後、見事に美しくなったキアゲハが庭を飛び回る姿を楽しみにしています。