感動の体育祭。

9月28日水曜日、今日は待ちに待った体育祭です。

コロナ禍もあり、屋外での実施は実に4年ぶりの体育祭の実施となりました。

すべての在校生にとって、本校での初めての体育祭です。

昨日の予行からワクワク感が伝わってきていましたが、今日はそのエネルギーを思いっきり発散させてください。

本校の体育祭はクラスの垣根を超えて、赤組・白組・緑組の三色対抗戦で行われます。

学年とクラスを超えてのコミュニケーションが、勝負の行方を決めることとなります。

お天気にも恵まれ、暑すぎも寒すぎもしない爽やかな陽気の一日となりました。

競技種目は、

徒競走(50m・100m・200m)・二人三脚・障害物競走・トルネード・色別選抜リレー

クラブ対抗リレー・大玉渡し・八の字縄跳び・竹取合戦・綱引き・色別スェーデンリレー

大いに盛り上がることが期待される種目が目白押しです。

全員が揃っての入場行進でいよいよ体育祭の始まりです。

挨拶のために上がった朝礼台の上から見た全校生徒の姿は、正に壮観でした。

3年ぶりに見たその景色に思わず鳥肌が立ってしまいました。

コロナ禍を吹き飛ばすような元気な姿を見せて欲しい!とエールを送りました。

競技が始まってすぐに気付いたのが、どの生徒たちも実にいい表情で競技に臨んでいることでした。

そして、本当に一生懸命に頑張っている姿でした。

同時に一生懸命に仲間たちを応援している姿も、あちこちで見ることができました。

大声は出せない中でも、クラス・学年関係なく、自分達の色の仲間を拍手や手拍子で応援していました。

何かに一生懸命取り組む姿は、実に美しく、カッコよかったです。

イヤイヤ、シブシブ何かに取り組んでいると、どうしてもやらされている感が強くなります。

やらされている感が強くなると、何をやっても楽しくありません。

それに対して、どんなことでも自分から前向きに取り組むと、何をやっても楽しくなります。

今日の生徒たちの姿を見ていて、改めてそのことを実感しました。

どんなことでもいいから、とにかく前向きに、一生懸命取り組むことこそが、自分自身が楽しい気持ちになる一番の秘訣だと痛感しました。

実は、開会式の入場行進の時に、こんな光景が目の端に入ってきました。

全員の生徒が大きくて手を振り、高く足を上げて行進している中、身体的な事情で行進に参加できない一人の生徒がいました。

その生徒が、自分の応援席で一人でその場で行進していたのです。

自分にできる精一杯の力で、その場で足を上げ、腕を振っていたのです。

一緒に行進することはできなくても、自分にできることで一生懸命行進に加わろうとする姿に、思わず目頭が熱くなってしまいました。

閉会式の挨拶で、そのことを生徒たちにも伝えさせてもらいました。

コロナ禍の中、ともするとついつい気持ちが後ろ向きになりそうになります。

そんな時こそ、今日の体育祭を全力で楽しんだことを思い出して欲しいのです。

どんなことでも、前向きに、全力で取り組むことで、楽しむことができるのです。

そのことが生徒たちに少しでも伝わったら何よりです。

こういう時に、いつも思うことがあります。

 

「正智深谷高校の校長となって本当に幸せだなあ」

 

こんな感動的な体育祭を作り上げてくれた生徒諸君、そして先生方、本当にありがとうございました。

そして、大変お疲れ様でした。

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