10月9日日曜日、ここ数日、肌寒い雨がちな天気が続いていましたが、今朝は少し晴れ間も顔を見せていました。
このまま冬に突入か?!と思わせるような日もありましたが、まだまだ暑い日もありそうです。
こんな時こそ体調を崩しやすいので、皆さんも健康管理には十分お気をつけください。
今日は「国際ロータリー第2570地区青少年交換プログラム」の第1回オリエンテーションに参加してきました。
このプログラムは、世界的な奉仕団体であるロータリークラブによる中高生のための交換留学プログラムで、その歴史は40年を超える伝統あるプログラムです。
ここ2年ほどはコロナ禍により実施が見送られてきましたが、今年は2年ぶりにインバウンド(日本への留学生)の受け入れを再会しました。
今年度は対象国を台湾に限定し、すでに日本からの派遣学生(アウトバウンド)は、現地での生活を始めています。
今日は台湾からのインバウンド(台湾人)学生5名と、来年度台湾に派遣される2名のアウトバウンド学生(日本人)が参加しました。
今年度一年間で、計10回ほどのオリエンテーションが予定されています。
今日はその第1回目のキックオフとなりました。
例年より2ヶ月遅れての開催となりましたが、ホストファミリーや学校関係者、青少年交換委員のロータリアンの皆さんが参加されました。
会場は国立女性教育会館(嵐山町)です。
日本と台湾の国旗が掲げられ、両国の国歌が厳かに斉唱される中、会は始まりました。
冒頭の髙丹ガバナーエレクトからのご挨拶の中では、「平和の架け橋」となって日台の関係を深めて欲しいとのお話がありました。
ウクライナ侵攻や台湾有事など国際情勢の不安は尽きませんが、両国の若者がその役目をしっかりと果たしてくれることを期待しています。
その後、台湾からの留学生による日本語でのプレゼンテーションが行われました。
女性3名、男性2名の留学生の皆さんは、とてもしっかりとした日本語で自己紹介をしてくれました。
パワーポイントを駆使しながら、台湾の家族や観光名所などの話題から、日本での生活の様子などを丁寧に説明してくれました。
皆さん日本語が大変上手で、日々の努力の成果が表れていました。
本校に留学中のジン・フォン君もしっかりとした自分の日本語で、見事なプレゼンをしてくれました。
裁判官のお父様と料理教室講師のお母様の愛情を一身に受け、来日したジン・フォン君はとても実直で、まじめな生徒です。
所属する1年2組の生徒ともしっかりと人間関係を築いていて、毎日楽しく学校生活を送っているようでした。
担任のM先生によると、囲碁が得意なことから似た競技である将棋部に入り、楽しく学校生活を送っているようだとのことでした。
毎日の英単語テストでも満点を連発し、得意の数学では解き方をレクチャーするような場面もあるようです。
文化祭や体育祭でもすっかりとクラスの輪の中に溶け込む様子に、私もホッとしています。
まだ来日して2ヶ月足らずですが、彼の日本語はこれからどんどん上達していくことでしょう。
今しか出来ない日本での素晴らしい体験を、一人でも多くの本校の生徒たちと共有して欲しいと思っています。
今年度は本校から他国への留学生はいませんが、来年度以降、興味のある生徒達には、勇気を出して留学に挑戦して欲しいと思います。
今日初めて知ったことですが、ジン・フォン君は中国ゴマが得意だとのことでした。
動画で中国ゴマをする様子が紹介されていましたが、なかなかの腕前でした。
ぜひ近いうちにその腕前を披露する機会を設けたいと思っています。
皆さんも楽しみにしていてください。
両国の皆さんの交換留学が大成功となることを心より願っています。