10月15日土曜日、今日は1年生は土曜講座が行われました。
2年生はGCATプログラムとして、修学旅行の事前指導が行われていました。
今年度の土曜講座は通常の授業の進度とは別に、英国数の選択制で2コマの講座を開催しています。
その3コマ目として、今日から私が担当する「校長講座」が始まりました。
「校長講座」では教科書から全く離れ、私がどうしても直接伝えたいことをテーマに授業を進めていきます。
図書館のディスカッションコーナーを教室として、4名の1年生と共に第1回目の授業を行いました。
今日のテーマは「幸せについて」です。
私は座右の銘とする「幸せはいつも自分の心が決める」に基づいて、それぞれが考える「幸せ」について議論をしました。
生徒たちが挙げてくれた「幸せを感じるのはどんなとき」かの例をいくつか紹介したいと思います。
・他人を笑顔にするとき
・人に認められたとき
・活躍できたとき
・お礼を言われたとき
・教育を受けられているとき
・毎日三食食べられていること
・大人の人に叱って貰えるとき
・今までずっと生きていられること
・毎日が当たり前でいられること
・自分の好きなことができるとき
一人一人が真剣に考えた結果、とても興味深い「幸せ」の例がたくさん出されました。
こうした改めて並べてみると、実は「幸せ」を感じられるときは毎日の日常の中にあふれていることに気付きました。
普段何気なく過ごしていると「当たり前」になっていることが、実はとても幸せなことなんだ!と実感することができました。
少数での授業だったので、車座になったり、それぞれ発表したりと形を変えながら、活発な議論が交わされました。
参加してくれた4名の姿勢も素晴らしく、他者へのリスペクトを忘れずに、かつ自分の意見をしっかりと伝えることができていました。
お互いの意見を前向きに受け入れ、承認された上で自分の意見を言える。
この環境こそが私が理想とする「学びの姿」です。
「こんなことを言ったら笑われる」
「こんな意見は受け入れられない」
「こんなことを言ったら馬鹿にされる」
そうした心配が無い環境を作ることで、ここまで活発な議論が交わせるということを改めて実感しました。
今年度はあと4回の実施ですが、次回はより多くの生徒達が参加してくれることを願っています。
参加してくれた皆さん、大変お疲れ様でした。