2月20日
GCATインドコースより本日2回目のレポートが届きました。
レッドフォート、タージマハル
昨日は日程が押してしまい、消灯時刻が遅くなってしまいました。その上、今日は朝5:30起床と早い日程でしたが、生徒たちは昨日の疲れを見せることなく、時間通りに集合完了となりました。
今日は、首都デリーから高速鉄道ガティマンエクスプレスに乗って1時間30分のところにあるアグラという街に出かけました。アグラはムガール帝国の首都が置かれた場所で、誰もが見たことのある世界遺産『タージマハル』があります。午前中はレッドフォートというムガール帝国の城を見学しました。
そのあと本格的なインドカレーを食べ、いよいよタージマハルとのご対面です。その大きさ・美しさにみんな驚きの声をあげていましたが、その完璧な美しさに恐怖のようなものを感じた生徒もいたようです。何より、教科書で何度も見た建物の大きさを感じ、その姿を360°いろんな角度から眺め、中に入ってその内部のひんやりとした空気を肌で感じる。なかなか他の人ができない貴重な経験をすることができたのではないでしょうか。
そんな美しいタージマハルですが、一歩外に出ればインドの現実に気づかされます。タージマハルやレッドフォートは世界遺産で多くの人が観光に訪れます。それだけに大勢の人が押し寄せ、それをターゲットにした物売りや物乞いがこれまでの観光地より多くいました。物売りにつきまとわれて追い払うのに苦労していた生徒がいたり、はじめは1袋1,000円で売りつけきたのがだんだん値が下がり、最後には3袋500円まで下がってずっこけている生徒もいました。また、トイレにはトイレを管理することを仕事とする人もいました。これらの存在には、カースト制度という存在が根を下ろしています。今回の旅行を通じて、幸せとは、生とはどういうものなのか、見つめてくれる機会があることを期待しています。
いま、デリーに向かうバスの中です。生徒は疲れているようで爆睡中ですが、みんな元気そうにしています。