2月19日
GCAT山陰・北九州コース5日目
5日目を迎えました。本日はいよいよ「端島」=軍艦島へ向けて出発のはずが、残念ながら波が高いことから軍艦島に行く船は欠航になりました。代わりに湾内を1時間弱クルーズに、2時間弱自由行動になりました。かつて「鶴の港」として栄えた長崎港、江戸時代は鎖国体制の下にあって江戸幕府がオランダや中国向けに唯一公認した国際貿易港として栄え、明治以降は上海への航路の発地として貿易や旅客の行き来が盛んになったこの長崎港、現在の美しい長崎港の景観を楽しみながら今も日本人の生活に根付いている多くの海外文化がここからはじまったことを想うと、その長い歴史を紐解くような気持ちになりました。歴史ある各所を巡りながら歴史・文化を洋上より遠くから眺めながら、この研修旅行を振り返る時間でもありました。
午後は、西海国立公園九十九島に生息する生きものを紹介する水族館「九十九島海きらら水族館」コースと、室町時代の終わりにポルトガル人より日本へ伝わったと言われているカステラ、「カステラづくり体験」コースに分かれて観光・文化体験です。
長崎の歴史と文化と環境とを一気に学ぶ盛りだくさんの内容に生徒は満足の一日でした。