本校は浄土宗の宗門校です。茶道や華道の授業があり、日本の伝統文化について学ぶ機会があります。茶道の担当の先生は日本の伝統文化の一端でも伝えていきたいと授業を実施しています。過日その茶道の授業を受けて生徒が感じたことを感想文としてまとめたものを持ってきてくれました。生徒が真剣に授業を受けていた様子が伝わってきます。いくつか紹介します。
〇心が清らかになる気分になります。日本文化は素晴らしいと思いました。
〇授業では、お菓子の取り方、食べ方、お茶のたて方、飲み方など普段の生活では使わないことをたくさん覚えました。細かい動作が多く忘れてしまうことが多かったのですが、先生がわかりやすく丁寧に指導してくださったので最後の実技のテストでは間違えずにできたと思います。
〇このような日本の文化を学ぶことができてよかったです。ありがとうございました。
〇毎回手水鉢の音を聞いてから始めるととても心を休めることができて、授業にしっかり取り組むことができました。
〇私の将来の夢の一つは、外国人に日本文化を教えることなので今回茶道の授業で学んだことを生かして外国人に教えてあげたいなあと思います。
〇茶道を学ぶのは人生初めての経験で多くの知識を得ることができました。常日頃お茶は飲んでいましたが、茶道を学んでから体が勝手に茶道の飲み方をしていました。そのくらい茶道の影響は大きく自分を変えてくれたと思います。
〇自分自身あまり落ち着いていない性格なので、週に一回心を落ち着かせる良い機会になりました。
〇私が茶道の授業を受けて一番印象に残っていることは、お茶が美味しかったことです。元々あまりお茶菓子を食べる機会がなかったけれど、この授業をきっかけにお茶との相性が良く、とても好きになりました。
〇手水の音を聞いたり、畳の十六目に座ったりするなど、この授業がなかったら絶対に知ることのない情報だと思うので、とても貴重な経験となりました。毎週水曜日がとても楽しい時間でした。
〇私は人生で初めて茶道を学びました。正智深谷高校に来てよかったと思います。他の国公立高校ではおそらく学ぶことができなかったからです。
〇昔の人々の気持ちや茶道の歴史について学ぶことができてとても茶道に興味を持ちました。日本のとても良い文化だと思うので、千利休からの伝統を世界に伝えることでたくさんの人が救われると思います。茶道の授業を受けられてよかったです。
〇毎時間最初に手水鉢の音を聞くことでとても心を落ち着かせ良い気分で授業に取り組むことができました。和菓子もいつもいただくことができて、普段なかなか食べないので、良く味わいながら食べることができました。また和菓子にもいろいろな種類があり、季節などに合わせて作られているのかなと毎日楽しむことができました。
生徒のどの文章を読んでも「満たされている心」が伝わってきました。受講された生徒の皆さん、指導された先生、本当にお疲れさまでした。
校長 亀山典幸
生徒の感想文、茶道室の写真を掲載します。