2月7日(水)読売新聞朝刊にKODOMO 俳句 が掲載されました。12面です。
小学校6年生の作品に目が留まりました。
もみの木にかかとを上げてかざる星
こんな【コメント】が添えられていました。
子どもがせいいっぱい背のびして、クリスマスのかざりつけをしているところが、動画を見るようにはっきりと心に浮かびます。「かかと」という身体の一部が入っているので、リアルに想像しやすいのです。「よい句ってどんな句?」も読んでみてね。
「よい句ってどんな句?」 身体の部位 詠みこむ
…(平安貴族の作る)和歌には、身体にかかわる言葉がめったに入りません。たとえば、「手」をあらわすときは「袖」といいかえます。なまなましい表現を避けるのです。
俳句では逆に身体の部位が積極的に詠みこまれます。
跳箱の突き手一瞬冬が来る 友岡子郷
跳箱を跳ぶ時の「突き手」が示されており、その瞬間の音や手の感触が、ありありと思い出されます。俳句では身体に関する表現をどんどん使いましょう。
さて、最初の句ですが、まさに子どもの様子が目に浮かび、とてもあたたかい気持ちになれました。
せいいっぱい頑張る子どもの願いや想いに寄り添い、サポートし、一緒になって、実現に向けて歩むのが学校の使命です。改めてそう感じた素晴らしい心温まる句でした。
校長 亀山典幸
参照 読売新聞
なお、すがすがしい気持ちになったので、2月7日、東側の深谷日赤の上空の朝日と、西側の浅間山、赤城山の様子を写真に収めました。