現在男子バスケットボール部のインターハイ激励のために岡山県に来ています。この後、弓道部のインハイの鳥取県、そしてその後、女子卓球の山口県下関と運動系の話題が続きます。
同様に文化部でも精力的に活動している生物研究会の活動を紹介します。
5月の活動の様子です。
5月5日
正智深谷高校生物研究会の生徒が秩父にある1億2000万年前の地層をターゲットに化石発掘調査を行った結果、たくさんの2枚貝の化石やウニの化石を発掘することが出来ました!
すでに絶滅した種の化石も含まれており、生物の進化の道筋を感じます。
ウニが発掘されたということがとても重要です。この地層にウニがいたということは、この地層が出来た当時の環境は浅い海であったことの証拠となります。ウニは昆布など大型の藻類を食べるので、当時は豊かな海域であったことも推察できます。
ウニといえば、北海道のイメージでしょうか?
1億2000万年前の秩父の環境は北海道の様な海だったのかもしれませんね。
5月6日
5日に発掘した化石が何なのかを調べるために群馬県立自然史博物館と群馬県みどり市にあるコノドント博物館を訪問して資料を調べ、同定作業を行いました。
その結果、発掘した化石は「ネズミノテガイ」「トリゴニア」の仲間であることが分かりました。
自分たちで発掘し、博物館で資料を集めて生物種を明かにする作業はまさに研究の基本です!参加した1年生にとって大きな経験になったゴールデンウィークでした。
これは顧問の荻野先生からいただいた原稿です。
生物研究会の皆さん、今後も環境保全活動も含めて頑張ってください。
校長 亀山典幸