現在授業観察ということで、全学年、全コース、全先生の授業を見ています。
第一段として、9月の初旬に見た3年生選択『歴史人物探究』の授業をご紹介します。昨年も見ましたが大変興味深い授業でした。
生徒が歴史上の人物について様々な角度から調べ、全生徒が持っているiPadを使ってまとめ、プレゼンテーションします。
先生のコメントも大変興味深いものがあります。
私事ですが、半世紀近く前、高校1年生の時に、世界史の授業で「自分の興味ある分野や領域について調べて生徒の前で授業を行う」という授業があり、大変印象深い授業で、大好きな先生でした。
先生の知識の深さと話術に圧倒され続けていました。歴史の授業がドラマや映画を見ているようで、教科書で学ぶ過去の出来事というよりもそこに人間が確かにいたと感じさせてくれました。
人々の喘ぎ、喜びや悲しみがたくさんあったと。
私はロシア革命のボリシェヴィキとメンシェヴィキの違いについて授業しました。
文庫本や新書本などを買い漁ったのを覚えています。
授業を終えたあと、
「君はインパクトあるねえ。君みたいな生徒は将来何になるんだろうねえ…」
と先生がコメントされたのを昨日のことのように覚えています。
今回私が見た授業では日本の偉人が4名、海外の女性が1名でした。扱った人物は、時代も国も違いましたが、先生のコメントにもありましたが、皆それぞれ大変工夫していました。
この発表は11月まで続きます。生徒の皆さん、頑張ってください。
校長 亀山典幸