北海道コース 5日目
2/20の北海道コースは、北海道大学でアイヌ学習と文化交流、白い恋人パーク見学をしました。
北海道大学での最後のプログラムであるアイヌ学習を行いました。北海道大学で民族教育学について研究をされているジェフ先生に講義をしていただき、まずアイヌの歴史や文化的背景を知り、多文化共生に必要な考え方について学びました。ジェフ先生から投げかけられた質問は少し難しいものもありましたが、一番後ろの席から大きな声で発言したり、手を上げて自分の意見を伝える生徒もいて、高校の授業とは違う、大学での講義を体験することができました。
その後、樺太アイヌと北海道アイヌの先生方から文化紹介をしていただきました。アイヌ民族といっても、樺太から東北まで様々な地域で自然を大切にしながら生活していたようで、地域によってその土地に合わせて暮らしや文化が変化していることがわかり、とても興味深い講義となりました。さらにアイヌ民族の伝統衣装を着させてもらい、アイヌの民族衣装の美しさを目の当たりにし、なかなかない体験に生徒たちはとてもドキドキしていました。そのほかにも、アイヌの楽器であるムックリを紹介していただき、音色の変化を楽しみながら、どんな時に使うのかということも学びました。最後には会場全体で輪になり、アイヌ文化固有の一緒に楽しむ「踊り」を踊りました。「メンコメンコ〜」(盛り上げる掛け声)とみんなで合いの手を入れながら踊る中で、アイヌと正智生たちが楽しい時間を共有し、心が繋がったような瞬間があったように思います。これらの文化に触れ、本物のアイヌの人々と交流することで、多文化共生や多様性について考える貴重な機会となりました。
その後、白い恋人パークに移動し、クッキーに絵付け体験をしたあとは、パーク内で写真を撮ったり、お土産を買ったりとそれぞれ自由に散策し、パークを楽しみました。
今日の夕食は、北海道で食べる最後の晩餐「ジンギスカン」です。サッポロビール園で、ジンギスカンを自分たちで焼いて食べました。今までの活動を通して、一緒に頑張ってきた班のメンバーと、いつも以上に楽しそうに談笑する姿があちこちのテーブルで見られ、何度もお代わりをする班も多く、ラム肉と牛肉をたくさん食べていました。食べ終わった後、最後に自分たちについたジンギスカン特有のかおりを嗅いで、そのかおりに衝撃を受け、友達同士でにおいを嗅ぎ合って大爆笑していました。
今日の札幌の夜は-4度です。寒い北海道らしい気候を感じながら、明日は小樽観光をします。
安全に埼玉に戻れるよう、全員で最終日を楽しみます。