今年度大学受験を経て合格した特進の卒業生に来てもらい2年生、1年生に体験談を話す「受験報告」行いました。今回文系理系、国公立と私立進学者、あわせて7名の卒業生に来てもらいました。木村特進科主任の司会のもとに会が進められました。
最初に2024年度の大学入試の概況を説明し、その後、テーマに沿って、次年度の大学受験に向けて様々なアドバイスをしました。
テーマ 大学・学部を選んだ理由
受験勉強について(各学年の学習状況や具体的な各教科の学習法)
大学入学後の抱負など
話した内容をいくつか紹介します。
【勉強全般】
「5月くらいまでは基礎の問題を解く。そこで応用の問題も解いてみて自分がどこで躓くのかをしっかりと認識するのが大切」
「学校で配られているのを何度も繰り返してやるのがよい。あれこれ手を出さずに学校で配られたものだけを何度も何度もやることで力がつくことにつながる」
【一日の勉強時間】
「3年生の前半では、平日は4時間、休日は7時間くらい勉強していた。
【気分転換 切り替え メリハリ】
「集中力が切れたときは頭を切り替えるために運動したり水を飲んだり散歩したりして切り替えていた」
「息抜きは散歩したり家族と会話したり」
「一日分の娯楽を決めておくといい。漫画を一日2話までと決めて気分転換に読んでいた」
「無気力になったときは一人旅に出て、気持ちが整理できた」
「ずっと閉鎖空間にいるのが苦手。外の空気を吸いにジョギングに。気持ちがリフレッシュされる」
「眠い時は30分くらい寝るのもよい」
【大学の学部、学科の選択】
「研究力が高い、偏差値が高いなどが大学と学部・学科を選んだ理由」
【共通テストと2次試験】
「2次と共通テストの勉強は結構違うものになるので、配分を気にしながら勉強していた。5月くらいまでは基礎固めを。夏休みから応用に入れればよい。夏休みは勉強しかしない。11月くらいから共通テスト向けの勉強。共通テスト後は2次向けを。計画を立ててやり、あとはこなすだけにしておくと効率よく勉強できた」
【英語の勉強法等】
「授業はちゃんと聞くのが大事。2年生のときは英語に特に力を入れた。」
「正智深谷高校の先生に個別に教えてもらった英語の添削が合格のカギ。国公立の英作文のために2年生から始めていた。英語の論説を書く力をつけるのにも非常にプラスになった」
「教科書レベルは完璧になるように。英単語は毎日やって600単語くらい覚えた」
「英検準1級に何度も落ちてから受かった。応用に必要なものは基礎力。単語と文法ができていれば難しいものも解けるようになる」
【数学の勉強法等】
「数学では数Ⅲのウエイトが高くなってくるけど、数ⅠAや数ⅡBなども復習がいらないくらい完璧にしておくことが大切」
「とにかく問題量を解く。過去問を解く。いろいろな大学の過去問を解いてみる。解けないという問題をなくすことが大切」
「理系では青チャートの基礎的な問題で基礎を固めた。自分で解答を書けるように繰り返し答案を作成してみた。白紙から解答を書けるように持っていく、物理でも同様。」
【理科の勉強法等】
「3年生は理系科目を集中してやった。理科に関してはカリキュラムが終わるのが直前になってしまうので3年の最初から苦手の領域や分野がないようにするのが大切。
「理系では青チャートの基礎的な問題で基礎を固めた。自分で解答を書けるように繰り返し答案を作成してみた。白紙から解答を書けるように持っていく、物理でも同様。」
「化学とか覚えることも多いと思うので、早めにしっかりと詰め込むのが大事」
【国語(古典・漢文)の勉強法】
「国語は3年生になって苦しんだ。60字以内で書け、120字で書け、という過去問を解いた。5年分くらいを何度も解いた。読むことになれるのが大事。1,2年生のうちに論述文を読んでおくとよい」
「古文と漢文は単語を固める、古文常識を覚えると一気に伸びた」
「漢文は古文よりは短時間で力がつくと思うので漢字の意味が分かればある程度はとれるようになる」
参考にできるところから参考にしてみてください。
校長 亀山典幸