今回の『Mind Charging』は番外編として、著名人の名言シリーズではなく『見る』ということをテーマに発信していきたいと思います。
『トリックアート』を知っていますか?ほとんどの人が知っていると思います。目の錯覚を利用した立体的な絵で非常に遊び心溢れる面白いアート作品のことです。
そんな絵の前でポーズを撮って撮影すると、すごく大きな人に見えたり空を飛んでいるように見えたりと、平面に描かれた絵とは思えないような作品が多く、トリックアートのイベントなどに多くの人が詰めかける非常に人気の高いアートです。
さて、今回のコラムの本題はここからです。様々なトリックアートの中でも、先に説明したような最近の大規模なものとは違い、以前からあるようなトリックアートと呼ぶよりも『だまし絵』と呼ばれるようなものを題材に紹介していきます。
見たことがある人も多いと思いますが、この絵を見てみてください。
少女の横顔に見える人、老婆の横顔に見える人に分かれると思います。
初めて私がこの絵に出会った時は、説明されるまで少女の横顔にしか見えませんでした。
次にこの絵を見てみてください。
この絵の中に人が8人います。みなさんは8人全員見つけられますか?
見つけられた人は、なんとIQ200相当の能力だそうです!(画質の粗さでわからない可能性もありますが・・・)
私は6人までしか見つけることができませんでしたが答えはこの通りです。
今回のコラムのタイトルにした『見る』ですが、これらの絵のように『見つける(探す)』ことも見ることだと思います。
人間の機能である目の錯覚を利用してもこれだけわからないことがあるのに、その時々の自分の感情も加わったらどうなってしまうのか。私達が見ている世界は(見えているはずなのに)実は見えないものだらけなのかもしれません。
今回は絵を題材にお伝えしましたが、人間関係や自分自身のことにおける見方や、時には隅々まで注意深く探すことの重要性などを感じてほしいと思います。
『前もそうだったから・・・』
『自分には無理だ・・・』
というような先入観で自分自身の気持ちをシャットアウトすることは非常に『もったいない』と思います。
例えば一度喧嘩してしまった仲間をずっと許せないまま避けていたら、その仲間がいくら成長して今は自分にとって非常に大きな力になる存在になったとしてもわかり合えないままです。
見るために目だけを使っていることも非常にもったいないことです。そして、目以外のところで見えるはずのものが見えなくなることはさらにもったいないことだと思いませんか?
フラットな感覚や、リセットできる勇気。いつまでも持ち続けながら自分のプラスになる様々な物事を探し続けていきたいものですね。