今回の『Mind Charging』は、フランスの小説家『マルセル・プルースト』の名言です。
畢生(ひっせい)の大作『失われた時を求めて』は後世の作家に強い影響を与え、ジェイムズ・ジョイス、フランツ・カフカと並び称される20世紀西欧文学を代表する世界的な作家として位置づけられており、1919年には『ゴンクール賞』を受賞しています。
ある特定の香りや音楽などから、それにまつわる過去の記憶がよみがえったという経験がみなさんもあると思いますが、そういった心理現象を『失われた時を求めて』の主人公が体験する描写があり、そこから彼の名前を取ってそのような現象を『プルースト現象』と呼ばれるようになったそうです。
想像でも、実際の出来事であっても、自分の中で認識した現象は『発見』でもあると思います。そんな『ものの見方』について彼がメッセージを残しています。
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